インドからです。
どうもご無沙汰しております。
昨日無事ジャイプールから戻り、また今日からデリーのネットカフェからお届けしております。
いつもですとここで、「私は本当にインドにいるんだぞ」という検証などを行うのですが、今日は3日分のメールチェックや連絡に追われておりましたので、もうあまり時間がありません。
それにそんな検証やっても、疑り深い人は信用してくれないと気づきましたので、明日からももうやらないと思います。(他にネタがない場合はやります)
さて、3月2日より2泊3日のジャイプールの旅へと行って参りました。
ジャイプールという街はデリーの南西約266kmのところにあります。
先日は約260kmとお伝え致しましたが、実際に行ってみましたら6kmほど遠かったです。(うそ、ガイドブックを見ました)
ジャイプールはラジャスタン州の州都であり、古い建物が立ち並ぶ「古都」でもあり、従って観光地なのでありますが、私はそこに観光に行ったのではありません。
重要な秘密の任務だったのです!
まあ、あんまり秘密ではないんですけど、早い話仕入れですね、仕入れ。
ジャイプールは宝石の街なのです。
あっ、いえ、街が宝石でできてるわけじゃないですよ。
そんなこと言ったら「樹木医」は木でできたお医者さんになってしまいます。
ピノキオじゃないんですから、気持ち悪いじゃないですか。
ジャイプールは宝石加工が盛んなんですね。
それでそこの業者に会いに行ったというわけです。
さらにジャイプールは布の産業も盛んで、やはり業者がたくさんいるわけです。
ですから観光でジャイプールを訪れますと、かならずドライバーやガイドがそういうお店に連れて行きます。
私の場合は以前から付き合いのある業者のところに行ったのですが、まあ仕入れのご報告は商品アップに代えさせて戴きまして、それ以外の「旅行」としてのお話をさせて頂きたいと思います。
まず、今回のデリーからジャイプールへの行き方なのですが、私は車をチャーター致しました。3日間の借り上げです。
他にも列車や飛行機で行くという方法もありますが、ドア・トゥー・ドアで行かれるという点で、やはり車は便利です。
車でジャイプールに向かいますと、デリーを出るまでにかなり時間が取られてしまいます。渋滞するんです、結構激しく。
で、その渋滞の仕方というのが日本のものとはちょっと違いまして、まあ少しでも隙間があればどんどん車の鼻先を突っ込んでいってしまい、ますます身動きがとれなくなってしまうというものなのです。
車線は基本的には2車線なのですが、道幅いっぱいに車が並び、だいたい4車線から5車線くらいにまで拡大(道幅は変わらないんですけどね)されます。
特に今は高速道路の建設中のようでありまして、渋滞はかなりひどく、デリーを出たグルガオンという地域でも激しい渋滞に遭います。
さて、そんな渋滞の中をぐいぐい進みますと、やがて道は正式な2車線路となり、車は快調にスピードを上げて行くわけです。
道は中央分離帯を持ったなかなかきれいな道(インドとしては)で、私が初めてジャイプールに行った18年前とは大違いです。
18年前はもっと狭い対面通行の道で、舗装されていない広い路肩があるものの、追い越しは結構命懸けで行わなければならないという状態でした。
それに比べれば今の道路は数段よくなりました。
そんな道を途中の休憩も含めて約5時間で走り抜けるわけです。
ラジャスタン州に入るか入らないかのあたりから、沿道にラクダの姿を見掛けるようになります。
ラクダは荷車を牽いており、その荷台にはさまざまな荷物といっしょに、頭にゆるく外側にはみ出すように布を巻いた男達が乗っており、その風景はなかなかにかっこいいのであります。
さらに進み辺りの風景が田園地帯へと変わりますと、今度はそんな緑の風景の中に溶け込むように・・・・・いえ、決して溶け込むことなどないであろう鮮やかな原色のサリーを身に纏った女達が、頭に素焼きの水瓶なんか乗せて歩いていたりするわけですよ。
その風景も「うぅぅぅぅ・・・」と思わず低くうなってしまうような、とてもいい感じなのであります。
さらに行くと前方の道路がなにやらモコモコ動いております。
何でしょう?
近づいて行きますと、あーらヒツジじゃないですか。
羊飼いのじいさんに連れられて歩くヒツジの群れは、ちゃんと2車線のうちの1車線のみを使い、なかなか行儀がいいのであります。
そんな牧歌的な風景を眺めながら少しまどろみますと、いよいよ目指すジャイプールの城壁が見えて来るのであります。
あっ、惜しい!
時間になってしまいました。
この続きはまた明日にさせて頂きます。
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では、また明日!