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2008年4月11日:パインズクラブ通信 第303号

         
  • 公開日:2022年8月15日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

こちら(神奈川県)では桜の花のピークは先週だったのですが、私も土曜日の夜に近くの公園で夜桜見物をして来ました。
缶ビールとシート持参で行ったのですが、公園には屋台が立ち並び、一部でライトアップなんてのもされていて、なかなか賑やかでした。

しかしこの時季はまだ日が落ちるとぐっと気温が下がって来ますので、ビール党の私にとっては震えながらの酒盛りとなり、ほとんど酔いの回らぬまま2時間ほどで公園を後にしました。

そして迎えた火曜日、関東地方は低気圧の影響で猛烈な風と雨に見舞われ、あっと言う間に桜の花は散っていったのでございます。
いやあ、これほど潔い散り際というのも珍しいですね。

そして嵐の去った翌日の桜並木は、一日にしてピンクからグリーンへと見事な変身を遂げ、あらたな季節の到来を告げていたのであります。

さて、見事な変身と言えば今のインドです。

まあすばらしい経済成長が続いているのは事実なのですが、日本のマスコミの取り扱い方がだいぶ変わってきたように思います。
ちょっと前まではインドというと「悠久」とか「神秘」とか「混沌」とか「貧困」とか「不潔」とか「うんこ」とか「おしっこ」とか・・・
まあ、最後のふたつほどは言ってなかったと思いますが、とにかくどちらかと言えば遅れた国という「負」のイメージが強かったのですが、今はどうでしょう、「ヨガ」「アーユルヴェーダ」「宮殿ホテル」などを中心に、かなりセレブっぽい面の紹介が増えて来たではありませんか。

もちろんそれはそれでいいのです。それもインドの持っている一面ですし、どれも最近始まったものではない(まあ最近は以前より観光に力を入れて来ている感はありますが)のですから。
でも、かつて日本のテレビなどで紹介されていた「神秘」や「混沌」というものも、決してなくなってしまったわけではなく、ちゃあ~んとまだ生きてまっせえ!ってことを言っておきたいわけですよ、あたしとしてはです。

で、私的なインドレポートになるのですが(あー、これもマスコミと同じで私の話だけでインドを判断してはいけないのですけどね、ええ)、今回はまず携帯電話のお話しなのです。

先日の報道でインドが携帯電話の保有数で世界第二位になったというのがありました。ええ、それほど爆発的な勢いで普及しているのです。

携帯の機械もどんどん高性能化しておりまして、昨年あたりはカメラ付きも登場し、またラジオが聴けるなんていう機能を搭載されたものが出回っておりました。

そして今回観察したところでは、画面の大型化が進んでいました。
それから音楽ソフトや映像のダウンロードサービスも普及して、音楽好きなインド人向けらしく、大音量で音楽を聴けるように高性能スピーカーを搭載した携帯電話なんてのも売っておりました。(私日本の携帯電話に詳しくないので、もしかしたら日本にもそういうのがあるのかもしれませんが)

でもってそんな携帯電話のかなりの割合を中国製が占めているようで、こんなところで携帯電話保有数世界第一位、第二位の実力みたいなものを思い知らされた次第なのであります。

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

前回のメルマガにも自慢げに書きましたが、今回の渡印はJALを利用したものですから、エコノミークラスとはいえ個人用テレビが付いていて、好きな番組を好きな時に見られました。

で、私が見たのが「続・三丁目の夕日」なのです。往復で見てしまいました。
なにしろ行きの時には途中で寝てしまい、一番の感動シーンを見なかったのです。なので帰りの便では早めに見出してしっかり鑑賞致しました。

いやあ、実によかったです。

私はあの時代より少し後に生まれた世代なのですが、生活はあの映画とあまり違わなかったように思います。
我が家は私が生まれたときにすでにテレビがありましたが、洗濯機はご長男(私のことですね)ご誕生を祝して買ったそうです。
そして工場勤めをしていた父はバイクに続いて車の免許も取り、さらに「これからは自動車の時代だ」と言って自動車整備士の免許も取りました。
まあ父の場合は鈴木オートの社長さんと違い、自動車修理ではなく旋盤の工場を始めたのでありますが。

とまあ、そんな古き日本のほのぼのとした、いわば戦後の黎明期のような時代を描いた映画を見て、同じくすさまじい勢いで成長を続けるインドに降り立ったわけなのです。

で、確かに今のインド(特にデリーなどの大都市)は、90年代初頭からの経済の自由化、そして今日の経済成長のおかげで市場には物があふれ、人々は携帯電話を持ったり車に乗ったりと、かつての質素な生活から脱却しつつあり、そういった意味では「インド版・三丁目の夕日」的な時代なのかもしれないのであります。

でもその一方で、バイクや車の購買を煽る各種ローンの宣伝看板の乱立などを見ると、日本の高度経済成長期というよりは、バブル経済の様相を呈しているようにも見え、みんなちゃんと払っていけるのかなあと、毎月カードの支払で苦労している私には他人事とは思えず本気で心配してしまうのでありました。

おっと・・・なんだか今回はケーザイのお話しみたいになってしまいましが、次回はもっとおもしろい内容にしようと思いますので、ぜひまたお読み頂きたく存じます。

それでは今週はこの辺で失礼致します。

来週まで、ごきげんよう!

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