〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 7/9(月) カルカッタ 雨のち曇 気温30℃ 5時半頃目が覚めてしまった。 ルーフトップレストランで朝食(オムレツ、トースト、コーヒー)を取り、9:30頃出かける。 外は小雨が降っていたので、帽子と傘を部屋に取りに戻り、再出発。 歩き始めてすぐに大雨となり、一旦雨宿りをする。 なんとかITDCにたどり着き、プライベートカーの申し込みをする。 ネットカフェで2時間(Rs.60) レストラン&バーへ入る。 ニューエアコンマーケットへ行くが、服がほとんどで見る物がない。 白いズボンのスソが泥だらけであった。 |
【以下の解説は2010年2月1日のものです】
雨季のコルカタは本当によく雨が降ります。
こう毎日毎日じめじめしとしとざあざあと雨に降られると、自力で行動するのがだんだん面倒になって来て、いっそのこと車をチャーターしてみようかと思い立ち、ITDCに行きました。
ITDCとはインド観光開発公団(India Tourism Development Corporation)のことで、観光ツアーの企画や車の予約、各国語ガイドの手配などをしてくれるところです。
またインド各州にはそれぞれ州の観光開発公団があり(たとえばコルカタのある西ベンガル州ではWBTDC)、さらにその名前に似せた民間の旅行社などもあるので、利用には注意が必要なのです。
さて、私は当初、可能であれば「スンダラバンズ動物保護区」に行きたいと思ってITDCに行ったのです。なにしろそこはコルカタから100kmほどしか離れていないようで、しかもそこにはトラやワニやマングースなどの動物がいるということなのです。
ところが係のおっさんは、今は雨季なので車で行くのは難しいと言います。車で行っても途中から船に乗り換える必要があると言うのです。
それじゃあちょっと面倒です。そもそも私は楽をしようと思って車をチャーターするのですから、乗り換えなんて飛んでもありません。
そこで私は、かねてより用意をしていた代替え案を持ち出し、「じゃあ、ごく普通の農村が見てみたいなあ」と言ったのですが、私の英語のマズさもあって、係のおっさんにはそれがどうもよく理解できないようなのです。
それではと、私はメモ帳を引っ張り出して、そこに絵を描きながら、「ほら、こんな風に椰子の木が生えててさあ、その下には茅葺の小さな民家が佇んでいてさあ、でもってその前には池があったりする・・・ねっ、こんな感じのとこに行きたいのよ」と説明すると、ようやくわかってくれました。よかったよかった。 (この絵のお陰です)
結局そうした普通の農村に行くには、ガイドと一緒に行かなければならないだろうということになりました。確かに見知らぬ外国人旅行者が、カメラをぶら下げていきなり小さな村にずかずか入って行ったりしたら、そりゃあそこに住んでる人たちは警戒し、あまり気分も良くないでしょう。私だって住民の立場だったらいやです。もしかしたら竹やりで攻撃してしまうかもしれません。
でもそんな時ガイドがいてくれたら、地域住民へ私が危険人物などではないということを説明してもらえますし、また私も写真を撮る場所やタイミングを確認することができるので安心というわけです。
そんなわけで私は、車に加えガイドまで雇うことになってしまったわけですが、料金は以下のように日本の物価からするとかなりお安く済みました。
車のチャーター料金(エアコンなしのアンバサダー、ドライバー付) 882ルピー
ガイド料(日本語OKのブース氏、7時間) 550ルピー
合計:1,432ルピー(当時のレートで約3,866円也)
出発は明後日の8時半と決まりました。
あー、楽しみだなあ!
つづく
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