2001年にインドを旅した時、現地から日本の留守宅に出していた絵手紙です。
毎日何か話題を探して書き(描き?)ました。
誤字脱字意味不明文もあるかもしれませんが、あえて直しません。
よかったら見て下さい。
と、かつては言っておりましたが、再びここに収録するにあたり、補足として誤字脱字を正し、なるべく意味不明点を排するため解説を付けさせて頂きます。
【文面デジタルリマスター版(誤字修正脱字補完あり)】
2001.5.30(水)パナジ 晴 気温32℃
ムンバイから乗った列車の座席を描きます。本当は前のハガキに描いたのと同じような場所でしたが、他のグループの人と取り換えました。
これは進行方向に対しタテに寝るベッドですごく狭いですが、カーテンで完全に仕切れるので安眠できます。
挿絵:「特別フロク 寝台車」
作ってみよう!!
―――― 切り取る
―-―- 谷にオル
完成予想図
ここに全部カーテンを引くことができる
ドリンクホルダー
こんな上についている。
ベッドの中央でつないであるため、片方が少し上がっていて背中が痛かったです。
なにしろ幅が45センチくらいしかないので寝るのも大変です。
(つづく)
【解説】
インドの寝台列車の紹介だけにとどまらず、その雰囲気を立体的に感じてもらおうとする意欲作である。
これはムンバイのチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅からゴア州の州都パナジ(最寄駅はカルマリ)まで乗った列車であるが、訳あって狭い席になってしまった。(こちら参照)
インドの寝台列車は基本的に向かい合わせの二段または三段の寝台と、通路をはさんだ所に進行方向に対しタテに寝る寝台の組み合わせとなっている。
タテに寝る寝台は上下それぞれにカーテンが付いているため、ちょっとした個室感覚で使えていいのだが、この時乗った列車のシートは実に狭かった。なんと幅45cmなのである。これは巻尺での実測なので間違いないのである。
しかし最近(2010年)乗った同様のタイプのシートはそんなに狭くなかったので、これは当時(2001年)のムンバイ-ゴア間の軌道がメーターゲージ(線路幅1000mm)で車両も小さかったという可能性もあり、また近年インド国鉄が旅客の待遇改善に努めたのかもしれないという可能性もある。
とにかくあの時のシート幅は本当に狭く、転がり落ちないのが不思議なくらいだったのである。