〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。 2010年5月4日(火) ヴィシャカパトナム 晴 →ジャグダルプル 列車はトンネルや鉄橋をいくつも抜け、その度に景色が変わる。 9:09 セミの鳴き声 11:15 ARAKU到着 その後は車内はかなり空いて来て、最後は車掌も姿を消した。 11:40 GORAPUR 列車交換 3回目の貨物列車 KORAPUTでずいぶん長い停車 13:50~14:42 |
【以下の解説は2013年2月21日のものです】
〔以下メモに解説を加えて〕
2010年5月4日(火) ヴィシャカパトナム 晴 →ジャグダルプル
列車はトンネルや鉄橋をいくつも抜け、その度に景色が変わる。
いよいよ列車は本格的な山登りとなり、まさしく山越え谷越え進む。
44カ所のトンネル 入る度に歓声が上がる。
車掌の同僚が「この路線には44カ所のトンネルがある」と教えてくれた。 その数が正確かどうかはわからないが、確かにたくさんのトンネルをくぐった。そして普通車に乗る大勢の若者が、トンネルに入る度に歓声を上げ、その声がトンネル内にこだましてとても賑やかだった。
9:09 セミの鳴き声
それまであまりインドで聞いたことのない(意識してなかっただけかもしれないが)セミの声がふと耳に飛び込んで来た。これから遊びに行くのであろう大勢の若者たちの嬌声と重なって、「ああ、夏休みだなあ~」と嬉しくなった。
11:15 ARAKU到着 大勢降りる。白人女性の二人連れも降りたので、ここは観光スポットなのだろう。
そんな若者たちを含め、この駅でどっと人が降りて行った。 ここは避暑地になっているらしく、外国人旅行者が降りて行くのも見えた。
その後は車内はかなり空いて来て、最後は車掌も姿を消した。
普通車の状態はわからないが、駅に降りて行った人数とそこから乗って来た人数を見れば空いているであろうことは容易に想像がつく。
11:40 GORAPUR 列車交換 3回目の貨物列車
長い汽車旅では、他の列車とすれ違うのを見るのも一大イベントである。
KORAPUTでずいぶん長い停車 13:50~14:42
この駅で一日一本の上り(山からは「下る」のであるが、より大きな都市に向かうという意味での「上り」)列車とすれ違う。つまりこの路線で同時にふたつの客車が見られる貴重な瞬間なのである。 なお、これ以降ジャグダルプルに到着するまでメモ書きが途絶え、一切の記録をデジタルカメラの画像とそれに付随する日時データに頼ってしまった。