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2010年ジャイサルメールの旅・その13

         
  • 公開日:2011年10月13日
  • 最終更新日:2022年6月11日

腹ごしらえが済んだらいよいよ観光です。まずは広場正面にどーんとそびえ立つマハラジャ・パレスへと参りましょう。マハラジャ・パレスはその名の通り王様の居城であり、またジャイサルメール城塞の中心です。
砂岩で造られたパレスの外観は、精緻な透かし彫りが施された出窓やベランダが並び、とても優雅な佇まいを見せています。

外国人の入場料は250ルピー(約500円)ですが、この料金にはオーディオ・ガイドの利用料も含まれていて、看板の設置してある場所で指定の番号を押せば、丁寧な説明を聞くことができるという寸法です。
しかもここのオーディオ・ガイドには日本語も用意されていました。この看板の「日本語」という文字を見ると「おいおい、だいじょうぶかいな」と不安になりますが、オーディオ・ガイドの日本語は完璧なもので、まったく違和感はありませんでした。

パレスの中には他のインドのパレス系博物館同様に、マハラジャ自慢のの持ち物が展示されていて、「ほおほお、すごいですね」とは思うものの、私はそれほど興味を惹かれませんでした。またオーディオ・ガイドでは展示物の説明だけでなく、往時のマハラジャたちの生活ぶりなども紹介してくれるのですが、そちらもそれほど面白いというほどのものでなく、途中でバッテリーが切れて聞こえなくなってしまいましたが、わざわざ受付まで取り換えに行く気にもなりませんでした。

そんなわけで私は途中から音声によるガイドなしの状態となりましたが、細かいことはわからないながらも自分なりのペースで見て回れましたので、それはそれでよかったと思います。まあ展示物や昔話にはあまり興味を惹かれなかったのですが、見学路の途中にある窓やベランダからの眺めは実によかったです。

さらに屋上に出ると360度のパノラマが展開し、頭上には大きな空が広がり白い雲がぽっかり浮かんでいました。おお、大地は一面ベージュの世界だ・・・
なるほどこれはまさしく「SAND BEIGE -砂漠へ-」の世界だぞ(by 中森明菜)。

そんな薄茶色の大地を背景に、派手な色合いの王家の旗が砂漠の風に吹かれてたなびく様は、なまじの解説なんかよりよっぽど往時の繁栄ぶりを雄弁に物語っているように感じたのでありました。

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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