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2016年グジャラート再訪・第29回 / ジュナーガルのおやつ・その3

         
  • 公開日:2017年11月6日
  • 最終更新日:2022年5月21日

ウパルコート砦を出て、なんとなく坂道をだらだら下りて来たら生ジュース屋に行き当たった。

インドの生ジュース屋

手動のミキサー一つの屋台と違い、ここではいくつもの電動ミキサーが並ぶ。

ちょうど喉も乾いていたのでそのまま入店し、奥の席に座る。

インドの生ジュース屋

こうした店では通りが眺められる席が良い。

メニューを見たら屋台のジュース屋と比べ値段がだいぶ高かった。だいたい倍くらいだろうか。
もちろんゆっくり座って飲めるし、衛生環境もだいぶ違うのだろうから高いのは当然なのだが、そういう事もなにも考えずに入ってしまったので、メニューを見てちょっとうろたえてしまった。

インドの生ジュース屋

屋台のジュース屋との違いは値段にも表れる。

一通りメニューを眺めたが、食に関しては一切冒険をしない人間なので、定番のオレンジジュースにした。
このグラスで70ルピー(約112円)である。

インドの生ジュース屋

グラスもおしゃれである。

メニューにあった「 MOSAMBI 」(たぶん「モサンビ」と発音するのだと思う)というのが気になり、帰りがけ店員に聞いてみると「スイートライム」のことだと言い、カウンターの上に積んであるものを指差した。
見れば真ん丸のオレンジのようなものであるが、味はオレンジとどう違うのだろう。

インドの生ジュース屋

見た目は普通のオレンジにしか見えない。

モサンビを教えてくれた店員は、チックーの皮むき作業の真っ最中だった。
チックーというのは、見た目がジャガイモみたいなものだが一応フルーツで、この店ではミルクシェークで出しているようだった。

インドの生ジュース屋

ジュース屋の主な仕事は皮むきかもしれない。

モサンビは知らなかったがチックーは知っているので、皮むきしている店員の手元を指差して「チックー、チックー」と子供のように繰り返すと一切れくれた。しかしいい大人のやることではない。

インドの生ジュース屋

チックーは不思議な味なのだ。

肝心のチックーの写真がボケてしまったが、味の方もボケたものである。
あまり上手く表現できないが、干し柿のような味と食感というのがまあまあ近い表現だろうか。

でもどうせくれるなら、モサンビの方が良かったな。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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