browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

2001年7月12日(木)カルカッタ・2001年インドの旅第85回

         
  • 公開日:2010年2月5日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

7/12(木) カルカッタ 雨のち小雨、夕方曇り 気温28℃

昨夜は疲れから頭が少し痛かったため、バッファリンを1錠飲んで寝た。おかげで良く眠れ、本日は体調が万全であった。
しかしまたまた朝から雨、空は少し明るいが、しとしと雨が降っている。

いつもの朝食を食べ、10時過ぎまで待って外出する。
しかし雨は一向に止む気配がない。
郵便局でハガキを出し、ネットカフェで時間調整することにした。

12時過ぎ、外は依然として雨が降っている。
ニューマーケットに入ると若い男がガイドを買って出て、しつこく着いて来る。「お金はいらない。何が見たい?」とわずらわす。
ずーと無視してようやくその男が離れると、また別の男が着いて来る。そいつもあきらめ離れると、また別の男、といった具合に、外人を一人では歩かせないつもりらしい。みんな目印のようにカゴを小脇に抱えている。そのおかげで一目でそれと判りおもしろい。

ニューマーケットも衣類が中心で、あとは観光客目当てのお土産屋やアクセサリーの店が多い。
買う物もなく、反対側の出口から外へ出る。

止みそうで止まない雨の中を、ハウラー橋方面へ歩く。
ズボンの汚れが気になるが、露店を見ながらハウラー橋までたどり着いた。
上からフグリー川沿いの花のマーケットを見下ろす。
橋は少しだけ渡ってみたが、風が強く、橋が揺れていることもあり、水量の増えたフグリー川を見ていると怖くなりすぐ引き返した。
花のマーケットに下りる階段は橋のたもとにあり、頭の上に花の入った布袋を載せた人が大勢下りて行く。
下に行くと一面花の匂いがすごい。
いろいろな花飾りを売っているが、花に詳しくないので何の花だかわからない。

途中タクシーをつかまえるが、Rs.80の言い値にRs.30と言うと首を振る。それならもう少し歩こうと先へ進む。

とうもろこし屋がたくさんあり、食べたくて仕方がない。
何軒も通り過ごし、店が無くなってから少し悔み、次の店では食べようと心に決めまた歩く。
ようやく見つけた店は、おやじと若い娘がやっていた。一番小さい貧弱なやつをRs.2で買い、その場で食べる。見れば近くの交差点では、交通巡査も食べている。
小さいのを選んだので食べ足りない。しばらく歩くと今度は子どもがやっている店があった。七輪と木箱だけの店である。
Rs3のやつを買って食べた。今度は大きいので、15分くらいその場に突っ立って食べた。
写真を撮り、金をくれと言うので1ルピーあげた。

いつものレストランで水とチキンクリアスープ、それにプロウンフライドライスを食う。

ネットカフェにもう一度入り、メールチェック。

帰りにホテルの近くのチャイ屋でチャイを頼むと、大きな素焼きの容器で出して来た。Rs.5。
値段以上に入っており、腹がいっぱいになるほどだった。
容器を持ち帰り計ったら、通常容器の4倍は入るようだった。

【以下の解説は2010年2月5日のものです】

しかしまあホントに雨がよく降ります。

それでも昨日の土砂降りの雨は特別だったらしく、今朝の新聞に冠水した道路を行く人力車の写真が大きく掲載されていて、「どこもかしこも水、水!」と書かれていました。そんな中をあのオンボロ車で出掛けていたんだなあ・・・

それから見れば今日の雨はたいしたことはありませんが、なんせ基本的に徒歩移動ですので、できれば雨が上がって欲しいものです。

まずはホテルの近場で時間をつぶし、雨が止むのを待とうとしたのですが、結局午後になっても雨は止まず、腹を決めて雨の中を歩き出しました。

特に行き先は決めていませんでしたが、昨日ガイドのボース氏から聞いた、ハウラー橋の下にあるという花市場を見てみたくなり、とりあえずハウラー橋方面へと向かうことにしました。

泥でぬかるんだ舗装道路をズボンのすそを汚しながら歩いて行くと、やがて道は左にカーブしながら登って行き、無骨な鉄骨で組み上げられたハウラー橋に出ました。
橋の上から下を覗き込むと、なるほど川に沿って花市場があり、全体的にオレンジ色に染まっています。花市場にはすぐには下りて行かず、まずは橋を往復してみようと思ったのですが、橋の上は予想以上に強い風で、この頑丈そうな鉄の橋が少し揺れていて、ほんの10mほど行っただけですぐに引き返して来てしまいました。

花でぱんぱんに膨らんだ布袋を頭に載せた男が下りて行く階段を、私もジャマにならないようにしながら下りて行きました。
私は市場というものは早朝からせいぜい午前中が勝負で、午後になると取引はほとんどないものと思っていたのですが、この花市場はもう午後1時を過ぎているというのになかなか盛況で、だいいちまだどんどん新しい荷が到着しています。いったいここの営業時間はどうなっているのでしょうか。

そんな人々の活気と花の匂いに気おされて、あまり長居をせずに花市場をあとにすると、再びぬかるんだ舗装道路をとぼとぼと歩いて帰りました。

とにかく毎日雨が降ってじめじめしているコルカタですので、食中毒には充分気をつけなければと、実は今まで露店のトウモロコシには手を出さずにいた私だったのですが、今日は不思議とトウモロコシ屋が異常に目に着き、ついに我慢しきれなくなり買って食べてしまいました。

うん、やっぱりうまい!

1本食べたらすっかり警戒心がなくなり、また別のトウモロコシ屋で追加購入。トウモロコシ屋のハシゴです。

バンガロールやチェンナイ、ハイダラバードなどでは、屋台で営業しているトウモロコシ屋が多かったのですが、ここコルカタは道端に七輪(または炭火を入れた鉄鍋)だけといった超小規模店舗が主流のようです。そんなトウモロコシ屋の少年を写真に撮ったら、隣で玄関マットを売っていたあんちゃんがしゃしゃり出て、「金をくれ」と言うのです。

まったくう・・・少年は別にそんな要求はしてないのに・・・

しかしマット屋のあんちゃんの態度はちょっと強硬だったので、仕方なく1ルピーあげて円満解決の道を取ることにしました。まっ、あんちゃんは「もっとくれ」と言ってましたけど。

そんな感じで、毎日しとしと雨が降り続くコルカタではありますが、みんなそれぞれに(いちおう私も)がんばっているのであります。

つづく

次のページへ行く

目次へ行く前のページへ行く

[dfads params=’groups=39&limit=1′]