2001年にインドを旅した時、現地から日本の留守宅に出していた絵手紙です。
毎日何か話題を探して書き(描き?)ました。
誤字脱字意味不明文もあるかもしれませんが、あえて直しません。
よかったら見て下さい。
と、かつては言っておりましたが、再びここに収録するにあたり、補足として誤字脱字を正し、なるべく意味不明点を排するため解説を付けさせて頂きます。
【文面デジタルリマスター版(誤字修正脱字補完あり)】
2001.6.10(日)バンガロール 曇/晴 気温25℃
「シティ」と呼ばれる下町に行きました。
日曜日だからなのか無数の露店が並び、いろいろな物が売られています。
これはそんな露店で見つけた「電動石ウス器」です。
Rs.1500(中古品)
挿絵:これで上から押さえる。
かなり重い
石
この部分が回転する
中に石ウスが入っている
たぶん押さえる石を乗せる台
パイロットランプ
スイッチ
こんな全自動タイプもある
周りのケースが回転することで中の石のローラーが粉をひく
Rs.800(中古品)
フタ
話を聞きながら絵を描いていたら「いったいいくらなら買うんだ?」と言われた。
商売のジャマだったようです。
(つづく)
【解説】
シティの露店では本当に色々な物が売られていた。
そのほとんどが中古品なのだが、中には誰がこんなもの買うのだろう?と不思議に思うようなガラクタ(失礼!)も売られていて面白かった。
そんな中で一番面白かったのが二種類の電動石ウス器だった。
どちらも一見ハイテクそうに見えるのだが、何か新しい方法で粉を挽くのではなく、結局粉にするのは「石」というところが実に良かった。
もちろんこの機械をばかにするつもりなど毛頭なく、なんだか「お母さんの仕事を楽にしてあげたい」という発想から作られた、子どもの夏休みの工作みたいな匂いがして心がなごんだのである。