これはムンバイのタクシーである。インドのタクシーといえば「アンバサダー」というクラッシックなボディーの車が有名で、もしかしたらこの写真を見ても「ほら、アンバサダーだよね」と言う人もいるかもしれないが、これはアンバサダーではなく、ムンバイではこの「パドミニ」という車が主流なのである。 ムンバイでも最近はエアコン付のきれいなタクシーも増えて来ているようだが、この車の存在感はまだまだ大きい。
さてこのパドミニのタクシー、料金メーターが車内にない。ではどこにあるかと言えば、あろうことかフロントガラスの前、左側のフェンダーに取り付けられているのである。もしかしたら最初にメーターを取り付けることになった時、車内に設置するよりフェンダーに付けた方が取り付けが簡単だったからそうしたのかもしれないが、なぜせめてドライバーの手が届きやすい右側(インドの車も基本的に右ハンドルです)に付けなかったのだろう?
お蔭でドライバーは一旦外に出て回り込むか、さもなければ助手席の方に倒れ込むようにして精いっぱい手を伸ばさなければメーターを作動させることができないのである。
もっとも私はメーターを使って走ってもらったことがないけどね。
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