南インドではバナナの葉っぱがお皿として使われる。
特に「ミールス」と呼ばれる食事では、バナナの葉っぱの上に各種おかずやご飯がちょんちょんと盛られ、それを右手で混ぜて食べる。
で、南インドで入ったこの食堂でも、テーブルに着くとまずはじめにこんな風にバナナの葉っぱがセットされた。でもこれ、よく見ると本物のバナナリーフではなく、表面に蝋引きした紙のシートだった。
う~ん、悠久のインドもやはり少しずつ変わっているのだなあ。
しかしこの雰囲気が南インドっぽくていいではないか。
別に観光客向けの食堂ではないので、店の粋な計らいというわけではないが、なんだか南インド風のもてなしを受けているようでうれしい。
しかしそんな南インドの作法に対し、注文したのがチョーメン(やきそばみたいなやつ)だったので、せっかくのバナナリーフのお皿もランチョンマットみたいな使い方になってしまって、ちょっと申し訳ない気分だったのである。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]