インドにもカラスがいます。 でも、インドのカラスは日本で見かけるものとはちょっと違います。
百聞は一見にしかず、まずはこの写真をご覧下さい。こんな風に、インドのカラスは全身が真っ黒というわけではなく、首の周りから胸の辺りまでがグレーになっているのです。
犬などではこの首の周りの色違いの部分が、途中で途切れることなくぐるっと一周巻いているものが良いとされたりするようですが、はたしてカラスの場合はどうなのでしょうか。
もしそうなら、インドのカラスを捕まえて日本へ持ち帰れば、カラスのトップブリーダーになれるかもしれません。
さて、童話ではカラスが黒い理由を、その昔神様がそれぞれの鳥に、好きな色で羽根を塗るように言ったところ、カラスは欲張っていろんな色を塗りたくってしまったために真っ黒になってしまったと説明しておりますが、そうするとインドのカラスは日本のものより多少謙虚さがあったのでしょうか。
カラスは非常に頭の良い鳥として知られていますが、オーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツ氏の名著「ソロモンの指輪」にそのことが詳しく書かれてあります。
氏によりますと、親しくなったカラスは親愛の情を込めてご飯を分け与えてくれるそうです。
ただしそのご飯はミール・ワーム(ミミズとかそんなものですね)を噛み砕いたものであり、しかもこちらが口を開けないと、代わりにそいつを耳の穴深くねじ込むということなのです。
もしそんなカラスにご興味がございましたら、「ソロモンの指輪」をお読みになることをお奨め致します。
少なくとも、このブログを読むよりは数段、いえ、数百、数千倍ためになるのでございます。
およよ・・・
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