その後いかがお過ごしでしょうか。
いやあ、ずいぶんお久しぶりでございます。
もうかれこれ1ヶ月以上もご無沙汰してしまいましたでしょうか。
さて、私は今インドはニューデリーの安宿街メインバザールのネットカフェにおります。
当初はメルマガではなくブログでインドの話題をお伝えしようと思っていたのですが、なぜか私が利用しているぷららのブログにつながらず、「メンテナス中です」となってしまうのです。
ったく・・・こっちが遠いところに来てしまっていてわからないだろうと思っているんだな・・・みなさん、本当に私のブログはメンテナンス中で見られないのでしょうか?(2日前もそうだったもので・・・)
まあとりあえず今こうしてメルマガでご挨拶しておりますので、一応私がまだ生きていて、そして本当にインドに来ていて、決して世をはかなんで失踪してしまったのではないということがお分かりいただけたと思いますのでいいのですが・・・えっ?本当にインドに居るのかって?
わかりました、私も男です。しかも今インドにいる男として、ああ、本当にインドにいるんだなあ、ということがわかるような話題をお伝え致しましょう。
まず、このメルマガを書いているのは3月3日のお昼過ぎです。
周りにはいろいろな国から来た人たちがそれぞれパソコンに向かってそれぞれの言語でなにやら書き込んでいます。どうせくだらない内容で「今私はインドにいます」とかなんとか書いているのでしょう。
まあ他人のことはどうでもいいので先に進みますが、デリーはまだ朝晩の気温は涼しいくらいですが、日中ともなると気温は30度に達するようになっております。
そしてそれは、インドの春を呼ぶお祭り「ホーリー」を境にして、実に律儀に気温が上がって来ている様なのであります。インドでは「春」が来ると間髪おかずに夏が来るのであります。
さて、そのホーリーというお祭りは、太陰暦にのっとって決められるお祭りのため、毎年開催日が変わります。ただしそれは3月の第一満月の日でありますので、間違っても2月や4月にはならないのです。そして今年はホーリーが3月1日ということでありまして、一番早い春の、いえ、夏の訪れとなってしまったのであります。
なにしろ私は今回3ヶ月の期間で旅をしますので、できるだけ涼しい間にどんどん移動していまおうと思っていたのですが、来て早速暑さに追いつかれてしまったことになるのであります。うーん、体力が持つかな・・・
で、そのホーリーという春を呼ぶお祭りは、誰彼かまわず色水を掛け合うというのが特徴なのです。なのでその日は汚れてもいい格好と、それを容認する許容力を持った人でないとうっかり出歩けないのです。
まあ私はその両方とも持ち合わせがなかったので、はじめからその日は出かけなくても済むようにしていたのですが、想定外だったのはフライングをするやつがいるということなのです。
それはホーリーの2日前、2月の27日にオールドデリーの路地裏を歩いていた時のことでした。
後ろを歩いていた同行者の「痛!」という声で振り返ると、同行者のズボンの左ふくろはぎあたりがぬれているのが見えました。どうやら子供に水風船を投げつけられたようなのです。
でもまあズボンのすそくらいですし、だいいち自分が被害にあったわけではありませんでしたので、そこは笑ってやり過ごし、先に進もうとした私の背中に衝撃が走ったじゃあありませんか。そうです、今度は私の背中に水風船が命中したのです。
沖縄で買った背中に「なんくるないさあ」と大きく書かれたTシャツに、水風船は当たって砕け、背中がびしょびしょになってしまいました。
私はそのとき背筋がぞっとしましたね、濡れたこともありますけど。
しかし私は後ろを振り返ることができませんでした。後ろを振り返って子供たちと目が合ってしまうと、なんだか負けになってしまうような気がしたのです。
なので私は何もなかったようにその場を立ち去りました。決して敗北感などこれっぽっちも見せずにです。ニッポン人のホコリだけは貫き通したのです。えらいなあ。
でもホントは心の中では悔しくてしかたなかったわけですよ、ええ。
そこで私は、そんな自分の気持ちをごまかすために、「あんな当たれば割れてしまうような風船を、よく握りつぶさずに投げ、しかもうまいこと命中させるもんだなあ。日本に連れてくればプロ野球に入れるくらいじゃないだろうか」などと、どうでもいいことを思ってみたりしたのでありました。
えー、まずはこんな感じですが、またブログに書けるときにはそちらに書きますし、ダメならメルマガでというふうにして、何らかの方法で現地情報をお知らせしていくつもりです。
なお、今日(3/3)から来週の10日まで、私はジャイサルメール方面に行ってしまいますので、またしばらく音信普通になるかもしれませんので、どうぞご了承下さいませ。
それでは、またお目にかかりましょう。
ごきげんよう!
夏を迎えつつあるインドより