前回はハト用に軒先に吊るされた素焼きの壺をご紹介したが、今回はハト用の集合住宅である。
これはグジャラート州ブジの町で見かけた建造物である。最初は何か宗教的なものかと思ったが、どうやらそうではなく、ハトのための施設のようであった。
階層を数えてみると、なんと6階建てのマンションである。
しかも六角形のそれぞれの面に2個ずつ入口があるので、2x6x6で全72戸ということになる。
まあ実際のところは、内部はひとつの大きな部屋になっているのだろうけど。
さらにはこんな高台に建つマンションもあった。こちらは先ほどのものより高層の7階建てである。
陽当たりもよく、塀の向こうは湖になっているのでさぞかし眺望もすばらしいであろう。
しかも建物の下にはシヴァ神が守衛として鎮座しているので、おかしな訪問販売など一切来ないであろう。
そんな豪華マンションを見上げながら、いいなあ、私もハトなら住んでみたいなあと、思わずはるか昔に習った”If I were a bird, I could….”という仮定法過去を思い出したりする私だったのである。
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