〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月11日(月)晴 列車内 途中乗客の入れ替わる気配などで何度か目を覚ますが、完全に目が覚めたのは6時頃だった。 ベッドティー 昨夜乗り合わせた青年とその両親らしき人はジャイプールで降りて行き、朝起きるとおっさん2人が寝ていた。 パタン=凧 朝食はパン2枚とフライドライス 8:00 メーターゲージと並走 列車のサービスにチップが必要になっていた。Rs.10/人 9:28 サーヴァルマティ駅 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月11日(月)晴 列車内
昨夜は食事の後風邪薬を飲んで寝た。
10時頃横になり、音楽を聴きながらすぐ眠りについた。
デリーでひいた風邪があまり良くなく薬を飲んだのだが、普段ほとんど薬を飲まないせいかものすごく眠くなる。
たっぷり音楽を入れたウォークマン(まあ機種はなんでもいいんだけど)は、気分転換やヒマつぶしだけでなく、周りの騒音を遮断するのにもとても役立つ。特に列車では夜中の乗り降りもあって周りが騒がしくなりがちなので、私にとって旅にウォークマンは必需品である。
途中乗客の入れ替わる気配などで何度か目を覚ますが、完全に目が覚めたのは6時頃だった。
良く寝たため、風邪の方はだいぶよくなった。
ラージダニ・エクスプレスは大都市間を一晩で結ぶ寝台列車で、当初はその大都市間を速く快適に移動する手段として、乗客の多くが始発駅から終点(もしくはその近辺)まで利用していたのではないかと思われるが、経済発展に伴いそうした乗客は飛行機を利用するようになったのか、途中駅(そして夜中)での乗客の入れ替わりが結構あった。
ベッドティー
ラージダニ・エクスプレスでは朝まずお茶が配られる。
内容はお湯の入った小さなポットと、ティーキットなる紅茶のティーバックと砂糖、粉ミルクをセットにしたものがふたつ、そしてクッキーというものである。
ベッドから移動することなく、上半身を起こすだけですぐにお茶が飲めるというのは、実に贅沢なサービスである。
昨夜乗り合わせた青年とその両親らしき人はジャイプールで降りて行き、朝起きるとおっさん2人が寝ていた。
みなアーマダバードに行く人で、色々な情報を教えてくれた。
ニューデリー駅から乗った相席のインド人親子はジャイプールで降りると言っていたが、ジャイプールまではたいした距離ではないので、せっかくの寝台列車なのにもったいないなあと、つい余計な事を思ってしまった。
ニューデリー-ジャイプール間はシャタブディ・エクスプレスという座席車両のみの急行が4時間半で結んでいるが、そちらは早朝にニューデリー駅を発つものなので、デリーで昼間一日行動してジャイプールに帰るには使えない。なのでラージダニ・エクスプレスのこま切れ利用ということになったのだろう。
新しい乗客がどこの駅から乗って来たのかは知らないが、みんなアーマダバードに住んでる人たちだったので、アーマダバードのことをいろいろ教えてもらった。
パタン=凧
1/14 カイトフェスティバル
空港→市内 リキシャRs.300 タクシーRs.500 *プリペイド
駅→シディサイヤドモスク Rs.40
「パタン」とはグジャラート語で凧の意味で、凧揚げが盛んなグジャラートでは毎年1月14日に凧揚げの祭りがあるという。
実は凧の話が出たのはアーマダバードのお奨めのレストランを聞いたからで、そのまま「パタン」という名のレストランが新市街にあり、そこは客席が回転式展望台になっていて、市内をぐるっと一望しながら食事ができるとのことだった。
オートリキシャやタクシーの料金相場も教えてもらった。
私は飛行機が好きではない(それにそもそもこうして列車で来ている)ので、空港から市内までの料金はあまり必要ではなかったが、これから行こうとする(場所にほど近い)シディ・サイヤド・モスクまでの料金は大変参考になり、実際オートリキシャでその料金(40ルピー)で行くことができた。
朝食はパン2枚とフライドライス
周りの人はライスがなく、コロッケがついていてうらやましかった。
メニューの違いはベジとノン・ベジの違いからだろうか、われわれ二人に配られた朝食のトレイにはコロッケが乗っていなかった。
しかしコロッケの代わり(?)に付いていたのが肉なしのフライドライスとなれば、それがノン・ベジゆえのこととも思えない。
そもそもパンにフライドライスではバランスが悪いではないか。せめて焼きそばにしてもらいたいものである。
8:00 メーターゲージと並走
もともといくつかのレール幅が混在していたインドの鉄道だが、現在主要幹線は1676mmの広軌で運行されている。
しかし大都市近郊でも、支線ではまだレール幅1mのメーターゲージが使われていたりする。
広軌とメーターゲージの違いは、鉄道マニアでなくてもすぐに判別がつくほど違うので、インドで線路を見る機会があれば、その点を意識して見てみるのも面白い。
列車のサービスにチップが必要になっていた。Rs.10/人
12年前に今回と同じ(路線の)ラージダニ・エクスプレスに乗ったが、今回は寝具の片付けに来たサービス係がチップを要求して来た。
そんなことは以前にはなかったので周りの乗客に確認すると、一人10ルピーずつ出すことになっているとのことだった。
もちろん10ルピーくらい出してもいいのだが、いったいどういう列車のどのクラスでチップが必要なのかよくわからないので困る。
9:28 サーヴァルマティ駅
サーヴァルマティ駅は終点のアーマダバード駅から一つ手前の駅。ここからアーマダバード駅まではあともう5kmほどである。
大都市であるアーマダバードが近づくにつれ、走るテンポが落ちて来たラージダニ・エクスプレスだったが、それでもこの駅で10分程度の遅れなので、やはりなかなか優秀な列車なのである。
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