インドのとある旧市街で見かけた一台の物売り屋台。
台に載せられているのは、ブドウ、オレンジ・・・そしてあんちゃん。あんちゃん、売り物かい?
実はあんちゃんはこのお店の人で、売り物ではありません。
あんちゃんはここに屋台を運んで来てからずっと、台の上に座って店番をしているのです。
まあ日本的衛生観念からすると、食品と同じ位置にあんちゃんの足があるというのは、ちょっとこれは食の安全にかかわる事態なのですぐに改善しなさいよ、ということになるのでしょうが、インドではあまり気にならないから不思議です。
しかしまあなんともコンパクトな座り方じゃあありませんか。長い手足を折りたたみ、じっと長時間動かずにいるその姿はすっかり風景に溶け込み、それゆえブドウのすぐ近くに足の親指があっても気にならないのでしょう。
しかしこうした座り方は、お腹が出ていないヤセ型体形だからできることなのです。メタボ体形でこんな座り方をしたら、たちまち後ろ向きに屋台から転げ落ちることでありましょう。
じゃあ太っている人は屋台の店番はできないかと言えばそんなことはありません。
なので次回は、太っている人バージョンをご紹介致します。
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