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2001年7月7日コルカタからの絵手紙

         
  • 公開日:2001年7月7日
  • 最終更新日:2022年12月8日

インドからの絵手紙
2001年にインドを旅した時、現地から日本の留守宅に出していた絵手紙です。
毎日何か話題を探して書き(描き?)ました。
誤字脱字意味不明文もあるかもしれませんが、あえて直しません。
よかったら見て下さい。

と、かつては言っておりましたが、再びここに収録するにあたり、補足として誤字脱字を正し、なるべく意味不明点を排するため解説を付けさせて頂きます。

2001年7月7日コルカタからの絵手紙

【文面デジタルリマスター版(誤字修正脱字補完あり)】

2001.7.7(日)カルカッタ 雨のち晴のち曇のち雨のち晴 気温31℃

7時過ぎに目を覚ましました。もう24時間も列車に乗っています。
外は雨が降ったり陽が差したり天気がどんどん変わっていきます。
昨日までの砂の目立つ乾いた大地から、水をたっぷり吸った緑の大地に変わってきた外の景色はとてもきれいです。
今は田植の季節です。

挿絵:列車の中での楽しみのひとつが、チャイやコフィを飲むことです。
だいたい1杯Rs.5くらいです。

今回の列車の中で売りに来たお茶屋は、チャイとコフィを両方売っていました
タンクの中には甘いミルク(熱い)が入っていて、コーヒー(コフィ)の粉か紅茶をカップに入れてミルクを注いでいました。

こんなものも売りに来る
ピーナッツ Rs.3

例の小さな豆
今回のはなせかイオウの匂いがした
大丈夫か?

(つづく)

【解説】

物売りから何かものを買うということも、列車の旅の魅力のひとつであろう。

駅のホームにはもちろん物売りがたくさんいるが、車内にも物売りが回って来る。
これはそんな車内の物売りの中でもエース格のチャイ売りである。

このチャイ売りはコーヒーも扱っていて、「ガラムチャイ~ガラムチャイ~、コフィコフィコフィコフィコフィ~」と言いながら通路を移動して来る。
要は紅茶のティーバックか粉末コーヒーをカップに入れ、ステンレス容器から熱いミルクを注ぐだけなのだが、これがなかなかおいしく感じるのである。

チャイは乗り合わせた人がおごってくれることもよくある。
ヴァラナシに行くときに乗り合わせたインド人のおっさん(ちなみに私と同い年だったが)もチャイをおごってくれ、さらにチャイ屋から使用しているティーバックの銘柄を聞き出し、「うん、タージティーならいいだろう」と嬉しそうに教えてくれたりもした。

ピーナッツの「イオウの匂い」というのはおそらく塩だったのだと思う。
インドの岩塩は硫黄臭がすることがあるようで、それと知らずに岩塩入りレモン水を飲んだ時には驚いた。それを出してくれた人には申し訳ないが、どぶの水のように思え、ほとんど死ぬ気で飲み干した。
ところが今では、そんな硫黄臭のする塩を入れた生オレンジジュースがおしく感じるのだからおかしなものである。

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