暦の上では・・・
なんて言ってられないのであります。
なにしろ今、インドはニューデリーのネットカフェから、このメルマガを配信させて頂いているのです。
季節感なんてとっくにありません。
今朝のデリーの気温は20度くらいだったでしょうか。
ここまで来るオートリキシャの後部座席で、半そでの私は少し鳥肌が立っていたほどです。
もしかしたらインド人に「あっ、こいつ、びびってやがる」って思われてしまったかもしれません。くそ。
それでも日中は30度近くにまで上がると思います。
そんなさわやかな初夏のデリーよりのメルマガ、はじまりはじまりぃー!
さて、毎回恒例となりました「私は本当にインドから書いてんだぞ」の検証から始めたいと思います。
一番いいのは隣でパソコンをいじっているインド人に、インドの文字でちゃかちゃかっと挨拶でも打ってもらえばいいのですが、残念ながら皆様のパソコンにはインドのいかなる文字も入っていないと思いますので、せっかくのシャルマ君(仮名)の好意を無にすることになり、これがどんな国際紛争の火種となるとも分かりませんので、それはやめます。
それによく周りを見渡したら、他にお客がいませんでした。
そうです。インドは月曜の午前9時なのです。
遊んでるやつなんか、いないのです。(ホントは道端に掃いて捨てるほどヒマそうな人がいますが)
では、またここのパソコンの「使いづらさ」を力説することによって、なんとか信用して頂こうと思う次第であります。
今使ってるキーボード、これがひどいのなんのって、あーた!
まず全体的に反ってますな、こいつは。
なので安定感がなく、キーを打つたびにカックンカックン動いちゃって、使いづらいです。
仕方がないので、浮いてるところにマウスパッド(これも恐ろしく汚い)を挟み、なんとかしのいでいるのであります。
さらにキーの状態がもお・・・てこてこ!
てこてこなんですよ。
こてこてじゃないですよ、大阪じゃないんだから。
てこてこっていうのは、キーの押し込み感のことですね。
こうやってどれかキーを押すでしょ、そうすると・・・
てこ!
ねっ、こんな感じなんです。
とにかく動きが悪いんです。
押し込むと元に戻らないこともあって、エンターキーなんて横に長いから斜めになったまま戻らないんです。
そんな打ちづらいキーの中で、唯一元気なのがスペースバーです。
スペースバーって長いでしょ、バーっていうくらいだから。
それが中央のスイッチ部を挟んでシーソーみたいになってまして、ちょっと触っただけで反応しちゃうんです。
だから漢字変換の時など、あっと言う間に第5候補くらいまで行っちゃうんですよ。
だから今日のメルマガに誤字があっても、それは私の責任ではありませんので、どうぞ簡便して下さい。
あー、前置きだけでこんなに長くなってしまったあ!
急がなきゃ・・・仕入れする時間がなくなっちゃう。
2月27日(日)快晴の成田空港より飛び立ったエア・インディアは、定刻の午後6時ちょうど(現地時間)にインディラ・ガンディー国際空港に到着致しました。
この空港は、私が来るたびにきれいになっていくので、もしかしたら私に恋してるのではないかと思うくらいです。
入国審査もスムーズに済み、迎えのドライバーと合流して空港ビルの外に出れば、初夏のデリーは吹く風さわやかで、せまりくる夕闇もまたやさしげに私の体を包み込むのであります。
あー、私は愛されている・・・
さて、今回のホテルは1週間ほど前に予約してあったのですが、最後の最後になって手配を頼んでいる現地エージェントから「問題発生」のメールが届きました。出発当日の早朝です。
問題の内容は書いていなかったのですが、これはインド人の常套手段なのであります。
時間をかけて話を煮詰めた最後に、そいつをひっくり返して動揺を誘い、自分のペースに引き込もうという技なのであります。
今回は私が最後まで「そのホテルの値段は高い!もっとまけろ」と言い続けていたので、いったんは了承したかに見せかけて、最後の勝負に出てきたのでしょう。
時間切れを武器にして、自分のペースに持ち込もうってえ寸法です。
しかしこちらだって他のホテルを知らないわけじゃありません。
前回CD屋のあんちゃんに紹介してもらった「オークラ」ってホテルだって知ってます。すごいホテルですが、その代わり安いです。
まあそんな中で指定のホテルに到着すると、フロントの男はにこやかに私を迎え入れたにもかかわらず、こんなことを言いました。
「実は部屋はここではありません。この近くの同系列のホテルです」
と行って連れていかれたのは、先ほどのホテルとは段違いに汚いホテルでした。
しかも最初に案内されたのは半地下の部屋で、高窓があるだけの陰気な部屋でした。
しかもその高窓の外はホテルの前の通りで、外の騒音が頭上より降り注ぐような部屋だったのです。
私はもちろん「No」といいました。
案内のボーイ(と言ってもハゲのおっちゃん)は困った顔をしていましたが、なあに、半分この展開を予想していたようで、その証拠には、私の大きな荷物はエレベーターから降ろしてもいなかったのです。二度手間になることが分かっていたのでしょう。
それはその後、2階の部屋に変更になったときには、さっさと荷物を降ろしていたことでも分かりました。なめんなよ!インド人!なろー!
とまあ、こんな感じでスタートした今回のインド仕入旅。
また時間を作っては随時報告させて頂きます。
まだ初日であり、ご報告すべきことがあまりないので、今回はこんなところで失礼させて頂きます。
では、おそらくまた明日!