かつてインドではコカ・コーラやペプシ・コーラが飲めなかった時代があり、代わりに広く飲まれていたのがカンパ・コーラというものでした。
とまあ、その話は以前にも書いた(こちらです)のですが、とにかく一時は独占的とも言えるシェアを誇ったカンパ・コーラも、ペプシ&コークのインド市場再参入によって、もろくも瓦解してしまったのであります。閉店がらがら・・・ところがです!
実はつい最近「カンパ・コーラは今でも売られている!」という衝撃の事実を知るに至り、私はかなりうろたえてしまったのであります。
そのオドロキの情報は、デリー在住のアルカカット氏のホームページ「これでインディア」によってもたらされました。(その記事はこちらです)
氏のレポートによりますと、確かにカンパ・コーラは2000年に一度生産中止となったものの、他社がそのライセンスを引き継ぐ形で2003年には復活していたということなのであります。いやあ、ちっとも知りませんでした。
ただし販路はかなり限定されたもののようで、デリーではどこでも気安く「おう、カンパ・コーラくんな!」などとは言えないようでありまして、確実にカンパ・コーラが飲める場所は旧カンパ・ビバレッジ(カンパ・コーラの製造元)本社横の売店なのだそうであります。
実はこの本社ビル跡に関しましては私も何かの地図上に「Campa」の文字を見たことがあり、かねてより気になっていたのでありますが、よもやその横っちょでカンパ・コーラが売られていたとは、お釈迦様でもご存じあるめえ、やさお富ぃ~だったのであります。
この写真はアルカカット氏撮影のものを転載させて頂いたものなのですが、いやあ、もう二度と巡り合うことなどなかろうと思っていたカンパ・コーラが、こうして普通に売られている光景を目にすると、思わず「お元気そうでなによりです!」と声を掛けたくなってしまいます。
とにかく詳細は氏のホームページをご覧頂く方が早くて正確なのですが、私も次回の渡印の際には、ぜひともカンパ・コーラを飲み、私なりのレポートをしたいと思っております。
でも以前の記事で「味は二大メーカーのものに比べても、それほど遜色なかった」などと書いていることからも、自らの舌があまり信用できませんので、きっと大したことは書けないんだろうなあ・・・
最後になりましたが、あの懐かしきカンパ・コーラの消息(?)をご紹介頂き、また今回この記事を書くにあたり貴重なレポートの内容と写真の転載をご快諾下さいましたアルカカット氏に、ひと言お礼を申し述べさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
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