browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

ガンディー関連グッズ

         
  • 公開日:2013年4月5日
  • 最終更新日:2022年7月31日

それでも地球は・・・ではなく、糸車は回っており、やはりガンディーは偉大だったのだ

一般的な日本人に「インド人で一番有名な人は誰?」と尋ねたら、まず間違いなくダントツで一位になるのはマハトマ・ガンディーでしょう。で、二番目がチャダで三番目がタイガー・ジェット・シンといったところに落ち着くかと思います。
まあ二番目と三番目には異論もあろうかと思いますが、今回はマハトマ・ガンディーのお話ですので、その辺はあまり気にしなくていいのです。

インド・ムンバイのマニヴァワンということでマハトマ・ガンディーはその名を知らない人はいないのではないかと思えるほどの超有名人なわけですが、実は「マハトマ」は本名ではなく「偉大な魂」という尊称なのです。
いわばチャダの「世界初の外国人演歌歌手」や、タイガー・ジェット・シンの「インドの狂えるトラ」といったキャッチフレーズみたいなものなのです。

本名モハンダス・カラムチャンド・ガンディーは、1869年グジャラート州ポルバンダールに生まれました。
18歳でロンドンに渡り弁護士の資格を取ると、イギリス領であった南アフリカで開業します。
ところが南アフリカで受けた人種差別の経験から人権運動に目覚め、1915年のインド帰国後の活動は、インド独立へと続く大きなうねりとなっていったことはあまりにも有名です。

インド・マドライのガンディー博物館ガンディーは「サティアー・グラハ(真理の探究)」を自らの行動の規範とし、非暴力、不服従といった手法をもって大英帝国の支配に対抗していきました。

こうした「平和的」な手法と物質的に質素な生活振りから聖人と崇められることもあり、また事実インド独立に大きな役割を果たし「建国の父」と呼ばれるガンディーですから、長らくガンディーに対する批判はタブーとされて来ました。

しかし時が経ち時代が変化すると次第にガンディーの功罪を問う声が上がり始め、勢い今まで聞かれなかった批判的論調が目を引くようになって来ました。それはガンディー主義の非現実性やガンディーの行った陰謀、策略から、ガンディーの頑固で独善的な性格まで様々なものでした。

ただガンディーを私たちと同じ人間として見つめ直した時、やはりその卓抜した行動力と強靭な精神力は驚嘆に値するものがあり、まさしく「偉大な魂」に恥じぬ生涯だったのではないかとあらためて思い知らされるのであります。

インドでは数年前にちょっとしたガンディーブームがあり、ガンディー関連の映画も何本か公開されました。
そんな中で私が一番好きなのが「GANDHI my Father(ガンディー、我が父)」です。
この映画は偉大過ぎる父ガンディーの長男として生まれたハリラールのうだつの上がらない生涯を通して、「建国の父」ではなく人の親としてのガンディーのあり方を問う内容になっています。そしてそれはごく普通の家庭にもあり得る親子関係にも見え、いろいろ考えさせられるのであります。

今回はマハトマ・ガンディーの壮大な生涯のほんの隅っこチョイかじりといった内容となりましたが、そんなガンディーに関する商品は「ラクダ隊商パインズクラブ楽天市場店」でも扱っておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

ページのトップへ戻る