browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

ワケアリの商品たち

         
  • 公開日:2013年4月4日
  • 最終更新日:2022年5月11日

♪長~い旅路の~航海終え~て~、日本にたどり着いたのだ・・・けれど

インド雑貨を扱う当店では、インドから直接商品を仕入れております。(ごく一部に例外もありますが)

仕入れる商品のほとんどは、私も含めた当店スタッフが現地インドで現物を確認して行っているのですが、さすがに選んだ商品のすべてを自分たちで持って帰るわけではありません。そりゃあまあ持てるだけは持って、背負えるだけは背負って、引きずれるものは引きずって・・・まあそれはないですけど、とにかく可能な限り持ち帰るわけですが、そんなのは全体量のごく一部でしかありません。でまあほとんどの商品は輸送業者の手にゆだねられることになるのですが、やはり多量の荷物になりますってえと船で輸送することになるわけです。

インドからの荷物の船荷証券 で、デリーやその周辺地域から出荷した荷物は、ムンバイ(旧ボンベイ)やグジャラート州の港から船に積み込まれることになるのですが、それらの港は日本から見ましたらほぼ三角形に海に突き出たインド亜大陸のあちら側(西側)の付け根あたりにあたるのです。つまり船はぐるっとインド亜大陸を回り込んで来なければならないわけです。
しかもです、その船がそのまま日本に来てくれるわけではないのです。日本向けの荷物はたいていシンガポールやスリランカで、日本向けの船に積み替えられるのです。

ですからインドから日本に荷物が来るのに、海上輸送の部分だけで一ヶ月くらいかかったりします。取引相手先を出てから当店指定倉庫に届くまでですと、二ヶ月くらいかかったりするのです。いやあ、実に気の遠くなる日数じゃありませんか。 えっ、そうでもない?

でも実は今回ここで言いたいのは、輸送日数の長さではないのです。その間の荷の取り扱い方なのです。

もっと大きな会社なら、コンテナを一本借り切ってドア・トゥー・ドアで運ばれて来るので、あまり問題はないのかもしれませんが、当店の規模ですと残念ながらそれほどの物量がありません。するとどうなるかってえと、「混載(LCL)」という扱いになりまして、よそ様の荷と一緒にコンテナ詰めされるわけですよ。で、そのよそ様の荷もすべて日本、しかも同じ横浜港向けならそれほど問題はないのですが、世の中そうそううまく事は運ばず、通常当店の荷は一度積み替え港でコンテナから引き出され、新たに日本向けのコンテナへと積み込まれることになるのです。

インドから到着した荷で、問題は荷の積み下ろしの際に荷物がダメージを受けてしまうことがあるということです。つまり積み替えをするということは、積み下ろしをする回数が増えるということで、それだけダメージを受ける可能性が高くなるわけですね。
ひどいのになりますと木箱や木枠自体が壊れています。そしてそういう箱の中身はやはりダメージが出ていたりします。
まあ木箱が壊れてしまうのは出荷元の荷造りの仕方が悪いという可能性もありますが、普通にフォークリフトで作業してくれていたら、あそこまでひどく壊れたりしないんじゃないの?って思います。つまりどういうことかと申しますと、もしかしたら結構重い荷物も手作業で運んでいるのではないのか? でもってやっぱり重いので降ろす時にドスン!と途中で手を放しちゃってんじゃない? っつーことなのです。それって「置く」じゃなくて「落とす」ってゆーのよね、日本ではね。

いや実は私、その昔コンテナ詰めの作業をしていたこともありますので、そこんところは普通の人よりちょっと知っているのです。なのでこれはついでの話ですけど、コンテナの中が変な臭いだってこともちゃぁ~んと知っているのですよ。あっ、あと夏場はコンテナの中がすっんごく暑くなるってこともね、よ~く知っているのですよ。

なんか話が余計な方へ行ってしまいましたが、とにかくです、せっかく現地で選んで来た商品だってえのに、日本に着いて荷を解いてみれば、なんとまあ、キズがついてたり凹んでたり壊れてたりなんかしちゃって、おじさんすごぉーくがっかりしちゃったよお!ってことがあるということを、この場をお借りて訴えたかったのであります。

それ以外にもインドのものは日本(そして当店)の品質基準に満たないものも少なからずありまして、そういう商品を目の当たりにするとものすごく気落ちしてしまい、そのまま倉庫の奥に仕舞い込んで「忘れたふり」を決め込むことも多々あるのです。

でもそれじゃあせっかくはるばる日本まで辿り着いた商品がかわいそうですし、私としてもお金に変わらないので困るわけです。
なのでそういうダメージ品はワケアリ品として「ラクダ隊商パインズクラブ楽天市場店」の片隅に置いてありますので、もし良ければご利用頂きたいとお願い申し上げる次第なのであります。

*現在ワケアリ品の展示は行っておりません。

ページのトップへ戻る