browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

その2:旅の足はアンバサダー!

         
  • 公開日:2007年5月9日
  • 最終更新日:2022年6月21日

東京のインド大使館にほど近いインド雑貨屋のご主人に、「ビカネールに行くなら夜行列車にしなさいよ。車じゃ移動の時間がもったいないじゃないの」とのご意見を頂いていたのですが、途中ジャイプールでの仕事と、ビカネールでの短時間での効率的な行動などを考えて、今回は車をチャーターして行くことにしました。

現在インドでツーリストがチャーターする車と言えば、普通乗用車タイプのインディゴ、それより少し小さいインディカあたりが一般的なのですが、私はいつもアンバサダーを指名することにしています。

今でこそアンバサダーは日本車や韓国車そして欧米車などに押され、次第にそのシェアを縮小させつつありますが、インドの大地をあの鉄の塊のようなボディーで疾走するというのは、実にかっこいいのです。
ええ、それが多少ボロっちい車であってもです。

さて、今回デリー-ビカネール間往復並びに観光その他の移動、総移動距離約1300kmを引き受けたのがこのアンバサダーです。製造年月日は不明ですが、すでに30年以上は走り続けているであろうという代物。
空港へも迎えに来てくれたのですが、停車時にバッテリー上がりを起こし、押し掛けでエンジンを始動させたというイワク付き。
動かし続けると利かなくなるエアコンが付いてるくせに、フロントガラスにデフレクターの装備がないというオトボケ者。
そして人間工学などまったく無縁で、座り続けると腰の痛くなる座席。

そんな車ですが、腐ってもアンバサダーです。郷に入ったらアンバサダー、旅は道連れアンバサダー、袖擦れ合うも他生のアンバサダーなのです。

さて、今回は長距離のドライブとなりますので、ペットボトルのミネラルウォーターと軽いスナック類、飴玉などを用意しておきましょう。
それから着替えの服などを布袋に詰めて、クッション代わりに腰に当てておくと楽です。

さあ、準備ができたらいよいよ出発ですが、まだ車に乗り込んではいけません。

まずはみんなで車を押して、エンジンを掛けるのです。

うんしょ!うんしょ!

ぶろろろろろろろろろ・・・・

今度こそ、出発です!

*すべて2007年3月時点の情報です。

次のページへ行く

目次へ行く目次へ行く

インドの南京錠