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2010年インドの旅・実録編:第91回 マハーバリプラム

         
  • 公開日:2013年2月6日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年5月1日(土) マハーバリプラム 雨のち晴 朝26℃~午後30℃

昨夜半、急に寒くなり目が覚める。
天井扇を最強から三段ほど弱くしてまた横になったがまだ寒く、もうひとつの天井扇も弱くした。
体にバスタオルを掛けて寝る。

どうやら外は雨が降り出した模様。
間もなく雷鳴が轟き、雨が本降りになって来た。
時折吹き込む風は涼しく(寝ている身には「涼しい」というレベルではない)、バスタオルが無ければ大変なことになっていた。
これ以上雨が強くなった時のことを考え、窓を細めにする。

今朝はここに来てから初めて寝坊をした。
目が覚めたら7時だった。
天井を見るとゆっくりと扇風機が回っている。なぜか今日は停電はしていない様だった。

もっと寝ていようかと思ったが下へ行き、紅茶をもらいしばらく雨を眺める。

雨はまだ止む様子がないので、傘を借りてバターボールへ行く。
さすがに今朝は人通りも少なく、バターボールの周辺もひっそりと静まり返っていた。
バターボールは雨の中、表面を濡らしながらも健気にいつもの場所でじっとしていた。

いつものチャイ屋に寄る。
ここもいつもより客が少ない。チャイをゆっくり飲み宿へ帰る。

今日は涼しいので下で朝食を食べる。

部屋に戻って雨を眺めながらゆっくりする。
10時半頃、ビールを一本飲む。

12時少し前、ルーフトップへ。
スペシャルスープを頼み、ビールを飲みつつ待つ。

スープとともに社長(主人改め)登場。
恵まれない子どもたちへの寄付の申し入れ。

【以下の解説は2013年2月6日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年5月1日(土) マハーバリプラム 雨のち晴 朝26℃~午後30℃

昨夜半、急に寒くなり目が覚める。 天井扇を最強から三段ほど弱くしてまた横になったがまだ寒く、もうひとつの天井扇も弱くした。 体にバスタオルを掛けて寝る。

広い部屋なので天井扇が二つある。そのうちのひとつの真下に布団を敷いて寝ているのだが、少し離れたもうひとつの天井扇からの風も涼しく感じられるほど気温が下がっていたようである。 通常は熱帯夜が標準なので掛け布団などない。洗濯ロープに掛けておいたバスタオルを取って体に掛けた。

どうやら外は雨が降り出した模様。 間もなく雷鳴が轟き、雨が本降りになって来た。 時折吹き込む風は涼しく(寝ている身には「涼しい」というレベルではない)、バスタオルが無ければ大変なことになっていた。 これ以上雨が強くなった時のことを考え、窓を細めにする。

窓には網戸と格子が入っていて、いつも開けっ放しになっているのだが、さすがに今夜は少し閉めた。なにしろ大理石の床の上に布団を敷いているので、雨が吹き込むと濡れてしまう恐れがあるのである。
インド・雨のマハーバリプラム

今朝はここに来てから初めて寝坊をした。 目が覚めたら7時だった。 天井を見るとゆっくりと扇風機が回っている。なぜか今日は停電はしていない様だった。

寝坊の主な原因は涼しさと薄暗さだが、実はもうひとつ「停電していない」という要因があった。なにしろいつもなら天井扇が止まることで「ああ、もう6時か」と知るのである。ところが今朝は珍しく停電していなかった。雨の日は薄暗いので電気を使えるように配慮しているのか、と勝手に解釈した。

もっと寝ていようかと思ったが下へ行き、紅茶をもらいしばらく雨を眺める。

たまには雨もいいものである。出掛けたくても出掛けられないという言い訳が立つ。
インド・マハーバリプラムの宿

雨はまだ止む様子がないので、傘を借りてバターボールへ行く。

とは言え、まだ雨のバターボールを見ていなかったので、雨の中をわざわざ出掛けて行った。
インド・雨のマハーバリプラム

さすがに今朝は人通りも少なく、バターボールの周辺もひっそりと静まり返っていた。

さすがにそんな物好きはあまりいないらしく、ただ近くの岩場で雨宿りをするヤギとヤギ遣いのおっさんがいるだけであった。
インド・マハーバリプラムのバターボール

バターボールは雨の中、表面を濡らしながらも健気にいつもの場所でじっとしていた。

当たり前だがバターボールはいつもの場所にいつものように鎮座していた。雨だからといって滑り落ちたりはしないようである。
インド・マハーバリプラムのバターボール

いつものチャイ屋に寄る。 ここもいつもより客が少ない。チャイをゆっくり飲み宿へ帰る。

いつもと違って客も少なく、今朝はゆっくり座ってチャイを飲めた。
インド・マハーバリプラムのチャイ屋

今日は涼しいので下で朝食を食べる。

いつもは朝から暑いので、少しでも風通しの良い(と思われる)屋上で朝食を食べるのだが、今朝は店先のテーブルで食べることにした。そうすれば運んで来る(それは主に一番下の娘さんの役なのだが)のも楽であろう。

部屋に戻って雨を眺めながらゆっくりする。 10時半頃、ビールを一本飲む。

別に怠惰からごろごろしているのではない。雨だからである。 でもって雨で出掛けるに出掛けられないのでビールだって飲んじゃうのである。
インド・マハーバリプラムの宿

12時少し前、ルーフトップへ。 スペシャルスープを頼み、ビールを飲みつつ待つ。

さらに雨で何もできないので、ちょっと早めに昼食にして、またビールを飲んじゃうのである。
インド・マハーバリプラムの宿

スープとともに社長(主人改め)登場。 恵まれない子どもたちへの寄付の申し入れ。

どうもこの人の態度は「宿の主人」らしくなく、じゃあ何だろう?と考えたら、どうも「ちょっと景気の良さそうな零細企業の社長」といった感じであると気づき、以後「社長」と(影でだが)呼ぶことにした。 そんな偉そうな社長は「恵まれない子どもたちに教育機会を与える」という活動をしている団体の理事をしているとかで、寄付をしてくれないかと言って来た。まあその活動自体は素晴らしいことだとは思ったが、社長自体があまり信用できなくなっていたので、パンフレットだけもらって「考えておく」と即答を避けたのであった。
インド・マハーバリプラムの宿

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