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2010年インドの旅・実録編:第37回 コーチン

         
  • 公開日:2012年10月31日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年4月6日(火) フォート・コーチン 晴 30℃(日中) 昨日より湿度が低い

今度はM君と連れだって再びマッタンチェリーを目指す。

郵便局経由で南下し、途中人に尋ねながらようやくシナゴーグのそばまでたどり着く。

しかしそこでお腹が痛くなり、シナゴーグ方面へは行かずガソリンスタンドのトイレを借りて事なきを得る。
Rs.10渡そうとすると、そんなのいいと言われる。またまた恥ずかしい・・・

結局二度目の散歩でもマッタンチェリーの一部を見ただけ。
コーラRs.15

サンダルは底のゴムが悪く、ジャリ石がいくつも食い込んだ。また歩き方とサイズ(ちょっと大きい)のせいでいつもより疲れた。

ホテルの下で水を買い部屋でがぶ飲み。あっという間に半分(500ml)ほど飲んでしまう。

汗でベトベトだったのでシャワーが気持ちいい。

部屋で日記を書いていると雨が降り出した。

空きっ腹に耐えかねて、ずっと持ち歩いていたビスケットを食べる。水も全部飲んでしまった。

7時、下の食堂へ。
クリーム・オブ・チキンスープ、ビーフカレー、ライス、水、(M君チキン・ヌードル・スープ)二人でRs.205
量もちょうど良く、味もまずまずよかった。

昨日も夕方雷と雨だったが、南インドはモンスーンに入ったのか。
窓を全開にして雨を見る。

【以下の解説は2012年10月31日 のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年4月6日(火) フォート・コーチン 晴 30℃(日中) 昨日より湿度が低い

今度はM君と連れだって再びマッタンチェリーを目指す。

男だったらとことん行くぞ! と再びマッタンチェリーに向けて出発した。
フォート・コーチンの街角

郵便局経由で南下し、途中人に尋ねながらようやくシナゴーグのそばまでたどり着く。

「シナゴーグ」というのはユダヤ教の教会(「会堂」と言うらしい)。かつてこの地にはたくさんのユダヤ人が住み、香辛料貿易にその才を発揮していた。ユダヤ人の渡印の起源は紀元1世紀とも言われ、イスラエル建国による「帰還」によりコーチンのジュー・タウン(ユダヤ人街)はほぼ姿を消したが、その名残である建物はいまだ健在なのである。
マッタンチェリーのキリスト教関連施設

しかしそこでお腹が痛くなり、シナゴーグ方面へは行かずガソリンスタンドのトイレを借りて事なきを得る。 Rs.10渡そうとすると、そんなのいいと言われる。またまた恥ずかしい・・・

急に襲って来た腹痛は、神でも仏でもなくガソリンスタンドによって救われた。青ざめた顔で「トイレを借りたい」と言うと、店員は快く応じてくれた。 これが普通の店ならお礼の意味を込めてそこで何か買い物でもするのだが、売り物がガソリンではそうもいかない。そこでまたまたお金を出してしまったのだが、ここでも軽く辞退されてしまった。私としては10ルピーどころか値千ルピーのトイレ借用だったのだが・・・こういうのは本当に難しいものである。
マッタンチェリーのガソリンスタンド

結局二度目の散歩でもマッタンチェリーの一部を見ただけ。 コーラRs.15

ユダヤ人に恨まれる覚えはないのだが、一度目は方向を誤り、今度は腹痛のためシナゴーグへ行く気が失せてしまいたどり着けなかった。こうなったらまたコーチンに行く機会があってももう見てやんないのだ。
フォート・コーチンの店

サンダルは底のゴムが悪く、ジャリ石がいくつも食い込んだ。また歩き方とサイズ(ちょっと大きい)のせいでいつもより疲れた。

デリーのメインバザールで買ったラクダ皮のサンダルも、いよいよその使命を終わろうとしていた。底に使われているゴムがスポンジ並みに柔らかいので、すり減り方も早ければ小石がぐいぐい食い込んで痛くて仕方ないのである。また私の足が若干O脚気味なためか、底が外側ばかりすり減ってしまい、着地の度にかかとが外側へ滑って歩きづらいのである。新しいサンダルを探さなければ。
インドのサンダル

ホテルの下で水を買い部屋でがぶ飲み。あっという間に半分(500ml)ほど飲んでしまう。

途中何度かコーラなどで水分補給はしたのだが、自分で思う以上に体は水分を欲しがっていたようで、一旦水を飲み始めると息をするのももどかしく飲み続けてしまう。熱中症対策でも「喉が渇く前に水分補給を」と言うが、ホントだなあ。

汗でベトベトだったのでシャワーが気持ちいい。

長時間のウォーキングでかなり汗をかいた。その分水はうまいしシャワーも気持ちよく感じられる。

部屋で日記を書いていると雨が降り出した。

昨日に続いての降雨である。外で雨に降られると非常に困るが、家の中にいる時はなんだか嬉しい気分になる。もしかしてお腹が痛くならなければこの雨に打たれていたかもと考えると、あれも神のお導きなのかもしれない。ああ、下痢の神様ありがとう! いや、腹痛より雨に濡れる方がマシか・・・

空きっ腹に耐えかねて、ずっと持ち歩いていたビスケットを食べる。水も全部飲んでしまった。

ビスケットは常に持ち歩いているとなにかと便利である。列車やバスの移動中に、思うように食べ物が手に入らないことだってあるのだ。でもあまり長く持ち歩いていると粉々になってしまうので、たまには食べて新しいものを買うのがいいのである。

7時、下の食堂へ。 クリーム・オブ・チキンスープ、ビーフカレー、ライス、水、(M君チキン・ヌードル・スープ)二人でRs.205 量もちょうど良く、味もまずまずよかった。

そう、この宿の一階は食堂なのだから、ビスケットなど食べないで素直に食事に下りればいいのである。 コーチンはキリスト教徒が多い土地だからか、それとも単に外国人観光客が多いからか、ここには「ビーフカレー」なるものがあった。ただし本当の牛肉なのか、それとも水牛肉での代用なのかはわからない。そんなビーフカレーの「ビーフ」は少し硬かったが、そもそも日本で食べられている牛肉がうますぎるのかも。カレーの味はなかなかよかった。 旅も長くなるとだんだん食事の量や回数が減って来て、あまり一度にたくさん食べられなくなる。なので同行のM君と一緒に食事をする時には、ひとつの料理をシェアすることが多く、この時もカレー、ライスともに半分ずつ食べた。ちょうどいい量だった。
インドで食べるビーフカレー

昨日も夕方雷と雨だったが、南インドはモンスーンに入ったのか。 窓を全開にして雨を見る。

わざわざ高いエアコン付の部屋にしたが、雨の雰囲気に浸りたくて窓を開け放ちしばらく雨を眺める。比較的雨の多い日本にいる時は思わないが、考えて見ると空から水が落ちて来るという現象はすごいことなんじゃないだろうか。もっともラジャスタンなどの砂漠地帯と違い、南インドの人は雨をそれほど特別なものとは見てないだろうけど。
フォート・コーチンの宿

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インドのショール