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2010年インドの旅・実録編:第22回 ムンバイ

         
  • 公開日:2012年10月10日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年3月28日(日) ムンバイ 晴 気温30℃

インド門の周辺は日曜ということで人も多く、船を待っている人もたくさんいるようだった。

切符売りのじいさんが「エレファンタ」と言いながら近寄って来たので、「明日行く」と言うと「月曜はクローズ」だとのこと。確かに見せられたチケットにもそう書いてある。そこで急遽行くことにする。Rs.120

エレファンタ島は意外と遠く、1時間ほどで到着。

桟橋に上がるとガイドが待ち構えていた。せっかくなので頼む。Rs.350

ガイドについて長い石段をぐんぐん登り息が切れた。

入島税Rs.5 石窟見学料Rs.250

見学終了後ガイドとビールを飲む。Rs.324
結局ガイドにはRs.400あげて別れる。

その後桟橋で再びガイドに出会ったが、完全に酔った顔をしていた。
あれではもう仕事にならないのではないだろうか。

なぜか帰りの船は早く、40分ほどでインド門に到着。

歩いてCST駅方面へ。

第一希望のホテル「City Palace」で部屋を見せてもらう。
”Delax”のわりに狭いがまあ仕方ないだろう。
Rs.2200+10%Tax チェックアウト12:00

駅に荷物を取りに行き、シャワーでサッパリ!!

外に食事に行く。
二人でマトンマサラ、チキンマサラ、ライス(Full)、水、チャイでRs.145

ホテル近くの店でポテトチップを買う。Rs.30

夜TVでモノマネ番組「PEHCHAAN KAUN」を見る。
ジョニー・リーバルとリティックの真似がとても面白く爆笑する。

【以下の解説は2012年10月10日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年3月28日(日) ムンバイ 晴 気温30℃

インド門の周辺は日曜ということで人も多く、船を待っている人もたくさんいるようだった。

「インド門」と呼ばれるものはデリーにもあるが、そちらが戦没兵士の名を刻んだモニュメントなのに対し、ムンバイのものは当時の宗主国王ジョージ5世の訪問(1911年)を受け建造されたものである。つまり同じ「インド門」でもその意味合いが随分違うということになるが、実は英語表記ではデリーのものが「India Gate」、ムンバイのものは「Gateway of India」となっていて、両者の違いが歴然としているのである。
ムンバイのインド門

切符売りのじいさんが「エレファンタ」と言いながら近寄って来たので、「明日行く」と言うと「月曜はクローズ」だとのこと。確かに見せられたチケットにもそう書いてある。そこで急遽行くことにする。Rs.120

かつてはるばる海を渡って来た賓客を出迎えたインド門は、今ではムンバイのランドマーク的観光名所であるとともに、エレファンタ島への船の発着所となっている。エレファンタ島とはムンバイ湾内に浮かぶ島で、そこには6~8世紀の作とされるヒンドゥー教の石窟寺院(世界遺産)があるため、そこへ渡る船がこのインド門からひっきりなしに往復しているのである。 で、船の切符売りも積極的に売りに歩いているのであるが、制服も着ずにチケットを手売りしている怪しげなじいさんに、「明日は休みだ」と言われてもにわかには信じられなかった。だいたい島が休むなんて聞いたこともない。しかし確かにチケットにはそう印刷されているし、後から調べたらガイドブックにもそう書いてあった。
エレファンタ島行の船着き場

エレファンタ島は意外と遠く、1時間ほどで到着。

この情報もちゃんとガイドブックには書いてあった。あまり観光名所に関する記載をしっかり読まないので、みんな後から知ることになる。
エレファンタ島への船

桟橋に上がるとガイドが待ち構えていた。せっかくなので頼む。Rs.350

普通「桟橋に下り立つ」とか言うが、船の床より桟橋の方が高かったのでよっこらしょと上がったわけである。 ウダイプールのシティ・パレスではガイドなしで見て回り、なにがなにやらほとんどわからないまま見学終了となってしまったため、今回はちゃんとガイドを雇うことにした。
エレファンタ島の桟橋

ガイドについて長い石段をぐんぐん登り息が切れた。

小さい島というのはだいたいそうだと思うが、エレファンタ島も全体的に小高い丘になっているため、桟橋から島本体に上陸するとすぐに坂道となる。坂道の両側にはお土産屋がたくさん並び、なんだか江ノ島に来たような気分である。ちなみに坂を登るのが嫌な人のために、椅子に天秤棒を括り付けたような輿があるので、金さえ出せば楽して登れる。
エレファンタ島の坂道

入島税Rs.5 石窟見学料Rs.250

そりゃあ世界遺産なので250ルピーくらい取るであろう。しかしこの「入島税5ルピー」とはいったいなんぞな?見学料に含めてしまうことはできないのだろうか。まあ日本の温泉旅館でも「入湯税150円」が宿泊代と別に請求されることもあるので、言って見れば明朗会計ということか。
エレファンタ島の石窟寺院

見学終了後ガイドとビールを飲む。Rs.324 結局ガイドにはRs.400あげて別れる。

ありゃ~、またしても観光の目玉に関する記述がない。これはまあ、こういうものはガイドブックなどから正確かつ詳しい情報がいつでも入手できるということで、現地ではメモを取る暇も惜しんでその場の雰囲気を全身で感じているということなのである。なので今後も名所や旧跡に関する記述はほとんどないと思うので、あしからず。 で、ビールである。インド人は普段あまりお酒を飲まない。それは宗教上の理由や道徳上の理由などもあるだろうが、それより家計上の理由が一番大きいのではないかと思う。だから飲める機会を決して逃さない。特にガイドのような外国人観光客と接する仕事の人は、その機会を自ら拡大するよう画策することがしばしばある。この時も「喉は乾いてないか?」から始まり、「あそこでビールが飲める」と囁き、気が付けば同じテーブルに着いていた。そのくせアルコールに対する耐性ができてないため、コップ一杯で早くもろれつが回らなくなる始末だった。まだ時間はお昼で、しかも日曜とあればこれからまだひと稼ぎできるだろうと、こちらが気を回して「そろそろ桟橋に行った方がいいんじゃない?」と腰を上げさせなければならなかった。
エレファンタ島のお休み処

その後桟橋で再びガイドに出会ったが、完全に酔った顔をしていた。 あれではもう仕事にならないのではないだろうか。

私も酒好きなのであまり偉そうなことは言えないが、仕事に支障をきたすような飲み方をしちゃいかんよ。何事もほどほどにということで、あなたの場合はおちょこに一杯だな、ビールで。
エレファンタ島の酔ったガイド

なぜか帰りの船は早く、40分ほどでインド門に到着。

潮の関係か風の影響か、帰りの船は往きの2/3という所要時間だった。別にツアーというわけではないので、各自適当な船に乗って帰るのだが、乗客の雰囲気は往きの時のようなよそよそしさが感じられない。きっと同じ体験(小山に上り岩の削ったのを見ただけだが)をしたので一体感が生まれたのだろう。
エレファンタ島からの帰り船

歩いてCST駅方面へ。

もっと簡単で楽な移動手段があればいいのになあ、と思いながら何度この道を往復したことだろう。
ムンバイの街並み

第一希望のホテル「City Palace」で部屋を見せてもらう。 ”Delax”のわりに狭いがまあ仕方ないだろう。 Rs.2200+10%Tax チェックアウト12:00

ムンバイは物価が高い。ホテルなどもあまり安い所がない。まあ探せばそれなりにあるのだが、いろいろな条件を重ねていくとこのくらいの料金になってしまう。とにかくこの街には長居は無用なのである。
ムンバイのホテル

駅に荷物を取りに行き、シャワーでサッパリ!!

このホテルはCST駅のすぐ前なのでなかなか便利である。ただしチェックイン/アウトは24時間制ではないので、せっかく午後遅くなってから入ったのに一律で12時に出なければならないのである。 駅のクロークに預けていた荷物には、セキュリティーのための封緘がべたべたと貼られていて、剥がすのが大変だった。というか、一部は剥がれず今でもそのままになっている。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅に預けた荷物

外に食事に行く。 二人でマトンマサラ、チキンマサラ、ライス(Full)、水、チャイでRs.145

物価の高いムンバイでもこのくらいで食べられる食堂もある。でもここはおいしくなかった。マトンのカレーもチキンのカレーもともにコクが感じられず、全部食べるのが大変だった。
ムンバイの夕食

ホテル近くの店でポテトチップを買う。Rs.30

ここでもついポテトチップに頼ってしまう・・・コーラもよく飲むしで、これでごろごろしてたらあっという間に太るであろう。

夜TVでモノマネ番組「PEHCHAAN KAUN」を見る。 ジョニー・リーバルとリティックの真似がとても面白く爆笑する。

インドでも私の大好きなものまね番組をやっていたので嬉しかった。 「ジョニー・リーバル」はコメディアンにして名脇役の俳優。元ヒップアップの島崎俊郎(というより彼の演じる「アダモ・ステ」)に似た顔で親しみを覚えるが、素人参加番組(この番組ではないが)の審査員として出ていた時の真剣な姿勢はよかった。相手を素人として適当に持ち上げることなどせず、足りない所をズバズバ言っていた。自らも素人から身を興した芸能人だからだろうか。 とにかく良く笑ったので、今夜はよく眠れそうである。

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