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インド:ニューデリー中心地の移り変わり・コンノートプレイスその3

         
  • 公開日:2007年4月7日
  • 最終更新日:2022年6月25日

3回連続(1回目2回目)でお送りして参りましたコンノートプレイス(Cブロック)の移り変わりも、いよいよ今回で一応の終結となります。(それ以前の写真が手に入ればまたやりますが)

さて、前回工事現場に突入してまで撮影し、その時代の流れを比べて見たいと思わせた写真というのが、この写真です。【注】これは1962年(推定)に撮影されたコンノートプレイスCブロックの写真です。古いポジフィルムをパソコンに取り入れ、キズ、カビ等による劣化を修正し、色補正を行ったものです。
色補正に際しましては空の色や並木の緑を参考にしましたが、多少の違いはあるかもしれません。どうぞその点をご勘案の上、ご覧下さい。

ということで、今から45年ほど前のコンノートプレイスは、すでに建造から30年以上の年月と、ふたつの世界大戦を経ていたとは言え、その姿はまだ建造当初の面影と設計者の意図を忠実に残していたのではないかと思われます。

建物の色に関しては現在の白一色とは異なり、ベージュ系の色に塗られていたようです。(ただし奥の半分は白一色のようなので、全体がどうだったかはわかりません)

また、当時のオートリキシャの走る中央ロータリーは、建物のすぐ際まで迫っているようですが、現在建物の前には駐車場がありますので、現在のロータリーは45年前から比べてより内側を走っていると推察されます。

それにしても独立後15年のインドの首都は、まだまだのどかな雰囲気が漂い、間違っても観光客の靴にうんこを載せ、金をせびるような輩はいなかったことでありましょう。

最後に、前回の工事現場の写真を撮り終えた後、私はこの古い写真を持ってCブロック角の本屋に入って行きました。
応対した店の主人に写真を見せると、とても感激していました。なんでも、彼の父親の時代の風景なのだそうです。
他の店員やお客も加わり、写真のあちこちを指差しては今と比較し、みんなでひと時のタイムスリップを楽しんだのであります。

そんな写真を残して外に出ると、そこはまた騒がしい現在のコンノートプレイスが夏の日差しをいっぱいに浴びて私を待ち構えていました。

お~し!

うんこに充分注意して、行動かい~しぃ!

木彫りのガネーシャ