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インド:成果の見える労働は気持ちのいいものです・インドでの洗濯事情その2

         
  • 公開日:2007年2月17日
  • 最終更新日:2022年6月25日

前回から引き続きまして、インドでのお洗濯のお話しです。少し重複する部分もございますが、何卒ご勘弁願います。

さて、バスルームのバケツできれいになった(と思われる)洗濯物は、その水分をできる限り搾り出した後に、めでたく乾燥作業へと行程を進めるわけですが、ここで多少問題が発生致します。
それは洗濯物を干す場所、つまり物干し場、またはブッカンバです。

前回のお話しに付属されております写真の部屋のように、うまいこと窓に鉄格子があり、さらにその対面に大きな洋服ダンス型の物入れなどがある変な部屋なら、旅行用の携帯洗濯物干しヒモなどをスルスルっと引き出し、その鉄格子と物入れのドアの上部とに張り渡せば、それは見事な物干し場が出来上がります。

しかしインドのホテルとは言え、いつも窓に鉄格子がはまっているとは限りません。そしていつも大きな洋服ダンスがあるとは限りません。
それでもヒモを張り渡さなければなりませんので、いろいろな方法を試みるわけです。
たとえば、壁から突き出た照明器具、窓のカーテンレール、そのカーテンレールを隠すための板枠の隙間、通風孔の格子、トイレのドア・・・これはトイレに行かれなくなるのであまり良い方法ではありません。が、とにかくそんな風に使えそうなものを、その強度と相談しながら活用してヒモを張るのです。

他にも、部屋に備え付けの針金ハンガーを利用したり、部屋の備品である椅子の背もたれや肘掛などに干すという方法もあります。
またこの写真のように、幸運にもベランダ(ごく幅の狭いものでしたが)付きのホテルだったりすると、洗濯物を部屋に干さずに済むので実に助かります。当の洗濯物も、リゾート気分を味わっているようで嬉しそうじゃありませんか。

とにかくインドの旅では、洗濯ひとつとっても、いろいろと知恵を絞って工夫しなければならないのであります。

インドの伝統工芸細密画