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インド:これぞインド式よろい戸なのだ・インドの露店の戸締り

         
  • 公開日:2007年2月10日
  • 最終更新日:2022年6月25日

インドの街にはおびただしい数の露店があります。
そのほとんどは移動式の屋台や、地べたに商品を並べたり、壁に商品をひっかけたりといった臨時(随時?)型のものですので、営業が終わればその場から跡形もなく消え去ってしまうようなお店です。

しかし中には、わりとしっかりとその場所に根ざして営業している露店もあります。 たとえばこのジュース屋さんです。このジュース屋さんは、大きな商店街の通りで営業をしています。 すぐ後ろはマクドナルドがあり・・・って言うか、マクドナルドの店の前で営業しているわけですね。日本なら営業妨害として訴えられるか、そもそもその前に営業が許可されないかもしれません。
でもさすがにそのような場所ですので人通りも多く、なかなか繁盛しているのです。

さて、露店とは言えそれだけ繁盛していれば商材や備品の類も多いわけです。
朝店を開いて、夜撤収するなんてことは無理というものです。
なので、お店は夜もそのまんまそこに置いておくしかないわけですね。

でも、盗難が心配だわ・・・

と言う事で、こんな風にしっかりシャッターを閉めて、盗賊団から商品を守っているのです。でもまあ、見ての通りこのシャッターは金属製ではなく、早い話がヨシズなわけでして、まるで海の家みたいな感じになっているわけです。
しかし、実はこうしたお店にはちゃんと番人というのがおりまして、夜たたんだお店でそういう番人が寝ていたりするのです。

だからもし、インドで夜中にそういうお店を見つけても、ヨコシマな考えを起こしてはいけません。一見誰もいないようだからといって商品に手を出すと、確実にヤキを入れられます。ちゃんと全体を観察することが大切なのです。

そんな風に全体を見渡せないことを「ヨシの髄から天井を覗く」なんていいますが、試しにヨシズの隙間から覗いてごらんなさい。

きっと向こうからもこっちを覗いていることでしょう。

ぎろぎろ。

真鍮製のアンティーク弁当箱