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2010年ジャイサルメールの旅・その39

         
  • 公開日:2011年11月21日
  • 最終更新日:2022年6月11日

城塞内のホテルに泊まった時に、部屋の窓から見た野菜の朝市を見に行きました。ホテル・ジャイサル・パレスからは歩いてほんの5分ほどで、高くそびえ立つ城塞の下に出ます。野菜の朝市はそんな城塞が湾曲してできた広場で行われているのです。

上から見ただけでもこの市場での野菜の取扱量とその購入単位の大きさはだいたい想像できましたが、近くに行ってみるとあらためてそれがわかります。

どうです、これが全部ニンジンだってえからすごいじゃないですか。そんな野菜の山を前にして、怒号のような声が飛び交い交渉が行われ行きます。

そして交渉のまとまったものからどんどん運び出され・・・オートリキシャや荷車に積まれてどこかへと運ばれて行くのです。ちなみにオートリキシャの後ろに写っているのは軍用トラックなのですが、この市場には軍隊の人たちも買い出しに来ていました。

とにかくここはものすごい活気に満ち溢れていて、商売に関係のない牛と外国人(私のことです)は邪魔な存在でしかありません。

そして時折活気は殺気に変わり、野菜を盗もうとした牛が激しく追い立てられ、そしてまたその牛に追い立てられて、私も野菜の山から追い出されてしまうのでした。ようやく商売がひと段落ついたと見られるおっさん(と言っても私より若そうですが)と話しをすることができました。ひとしきり家族の話などをして打ち解けたところでおっさんにカメラを向け、シャッターを切ったその瞬間!

おっさんの一瞬の隙を突いて、牛がニンジンをかすめ取って行ってしまったのでありました。

おっさん、商売のジャマしてごめんよ~!

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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真鍮製のアンティーク弁当箱