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2010年ジャイサルメールの旅・その34

         
  • 公開日:2011年11月14日
  • 最終更新日:2022年6月11日

アマルサガルのジャイナ教寺院をあとにして、オートリキシャは砂漠の中の道を30分ほどひた走り、着いたところはまたまたジャイナ教寺院でした。ここはロドルヴァというところで、その昔は大きな街だったらしいのですが、今ではこの寺院があるだけです。

ここも入場料(拝観料)が30ルピー(約60円)でカメラ持ち込み料が70ルピー(約140円)でした。これはこのあたりの寺院同志が取り決めた協定料金なのでしょうか。

ドライバー氏の説明によると450年も前に造られた寺院ということでしたが、やはりここも壮麗な透かし彫りの模様が施され、とてもきれいでしかも新しそうな外観です。後でガイドブックを見たら「1970年代に再建」とありましたが、それにしてもきれいです。

まあここはれっきとした信仰の対象の寺院であり、決して遺跡ではないので、常に手が入れられているので美しさが保たれているのでしょう。

本堂の中では寺守らしきおっさんとおばさんが祭壇を清めておりました。
そのおっさんの話では、「この寺にはコブラが棲んでいて、それを見ると幸せになれる」とのことでしたので、まずはそのコブラのお姿を拝見しようと本堂の外側にある「コブラが棲む」という穴の前にやって来ました。はい、これがその穴なのですが、なるほど、ありがたそうな紋が刻まれ、水容れと燈明立てらしきものまで置かれていて、なかなかおごそかな雰囲気です。

私はいつでもシャッターを押せるようにカメラを構え、しばらく待ってみたのですが、コブラは現れません。
そこで穴の中が良く見える角度まで目線を下げて中を窺ってみたのですが、出て来る気配すら感じないのです。

仕方がないので本堂に戻り、壁に飾られていた「コブラ様ご登場」の写真パネルを写真に撮りました。ちょっと色が変わってしまっておりますが、確かにあの穴らしきところからコブラがお出ましになっています。

しかしよくよく写真を見てみますってえと・・・穴の周りの造りがちと違うような・・・

おそらくその後の改修で穴だけ残してその周りをきれいにしたのでしょう。
だとするとコブラは、その改修工事中の騒音(ヘビは耳がないから振動かな)に悩まされて出て行ってしまったのではないでしょうか。

う~む・・・見た目をきれいにすることが必ずしもいいこととは限らないのですねえ。

水清ければ魚棲まず

みたいなもんかな。

ちょっと違う?

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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真鍮製のアンティーク弁当箱