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インド:ほっんと階数表示がわっかりづらいんだよお・インドのエレベーター操作盤

         
  • 公開日:2007年1月22日
  • 最終更新日:2022年6月25日

インドはかつてイギリスの植民地でしたので、いまだにいろいろなシーンで「英国流」の名残、影響といったものを見ることがあります。そしてそんな「英国流」のひとつに、建物の階数表示があります。

私が中学生の時の英語の教科書に、アメリカ人とイギリス人の待ち合わせが行き違いになってしまったというお話が載っていました。
ふたりが会う約束した場所は、とあるビルの「ファースト・フロア」でした。そして約束の日、アメリカ人はそのビルの1階で、イギリス人は2階でそれぞれお互いを待っていたのです。つまり行き違いの原因は、待ち合わせ場所である「ファースト・フロア」という意味の、英米での違いにあったわけですね。イギリスでは建物の1階部分を「グランド・フロア」と呼び、2階から順番に数字(序数)を使った呼び方になるからです。

これは当時笑い話として紹介されていましたが、実は笑い事ではないと思うのです。日頃からお互いの文化の違いを理解し尊重することが、世界に通用する国際感覚を身に付け、さらには国際平和へとつながると思うのです。
なのでこの教科書の話の場合は、アメリカ人はイギリス人の立場で考え、イギリス人はアメリカ人の解釈を汲み取っていたなら、約束当日アメリカ人は迷うことなく2階へ行き、イギリス人は1階に留まり、それじゃあやっぱり会えないじゃん、お互い待ちぼうけになっちゃうじゃん、ぜんぜんダメじゃん、ねえ・・・

とまあなんだかんだ言ってみましたが、実際のところはこの英国流建物階数表示はやはりわかりづらいと思うのですよ。

この写真ははデリーのとある建物にあるエレベーターの操作パネルです。この表示が本当に「英国流」なのかは、イギリスに行った事のない私にはちと分かりませんが、とにかくまあすごいところに「1」=ファースト・フロアがあるようです。
それから、いくらゼロを発見したインドだからと言って、階数表示に「0」はいかがなものでしょうか。だってゼロってなんにもないって意味でしょ。

それともこの表示はゼロではなくて、アルファベットの「O」なのでしょうか。 Oficeの「O」って意味ですか?

なにはともあれ、建物の階数表示くらいは世界標準にして頂きたいと、そう思うのであります。

インドの南京錠