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お部屋はいつもきれいに:マハーバリプラム

         
  • 公開日:2011年5月10日
  • 最終更新日:2022年6月3日

これはインドのほうきです。
マハーバリプラムで一週間滞在した宿で買ってもらいました。なにしろ完全家族経営の宿で、食事も10歳くらいの女の子が屋上まで運んで来たりするような宿ですので、部屋の掃除くらい自分でやろうと思ったわけです。
まあ宿の主人は「掃除はこちらでやるから必要な時に言ってくれ」とは言うのですが、また小さな女の子がやって来て、目の前で掃除を始めるかと思うとちょっと心が痛むわけです。そういうの慣れてない日本人ですから。それに床を掃除したい一番の理由が、そこかしこに置いた蚊取り線香の灰だったので、それをあまり見られたくなかったのです。
でまあ、それくらいは自分でやった方が楽だからと説明し、めでたくほうきを買ってもらったのであります。

さてこのほうき、日本のとはちょっと使い方が違います。
こいつは果てしなく床に平行になるよう倒して使うのです。
なので必然的に使う人の姿勢も極端な前かがみになるか、もしくはしゃがんだ状態で床の上に横たえたほうきを左右に振るという、一見なんとも怠惰なかっこうで掃除をすることになります。中学生の時にそんな掃除の仕方をしてたら、間違いなく先生からビンタをもらったことでしょう。

とにかくほうきを手に入れてから、私は毎日せっせと掃除をしたのですが、塵取りを買ってもらってなかったので、集めた蚊取り線香の灰や砂、そしてホコリなどの行き場がないのです。
そこでこっそり入り口のドアから階段へ掃き出していたのですが、ある時その現場を例の小さな女の子に見られてしまい、ちょっとバツが悪かったのでありました。

掃除をするなら最後の最後までちゃんとやりましょう!

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インド先住民族の工芸品ドクラ