No.057 故障のオートリキシャ

故障のオートリキシャこれは故障したオートリキシャのエンジンを必死に直すドライバーである。
インドでオートリキシャ(タクシー)に乗る時は料金交渉が必要なことが多い。その際少しでも交渉を有利に進めるには、なるべく真面目でおとなしそうなドライバーを選ぶのがポイントである。しかし往々にしてそうした人は、生き方自体がおとなし目であり、ハッキリ言うとやることが少々とろかったりする。そしてそれはオートリキシャのメンテナンスなどにも表れて来ることも多い。
で、このドライバーであるが、見るからに真面目そうだったので選んだのだが、走り出してすぐに(本当に10mも走らないうちに)エンジンが動かなくなった。
私もオートリキシャから下り、点検扉を開けてエンジンをいじるドライバーを眺めていたら、テールランプがそっくりそのまま無くなっているのに気が付いた。この画像でも点検口の左側にぽっかり空いた縦長の穴が確認できるであろう。それが元々テールランプが嵌め込まれているはずの穴なのである。
私はそんな外観の「このオートリキシャは整備不良だよ」というサインを見落としたことを悔やみつつ、別のオートリキシャに乗ってこの場を立ち去ったのであった。

インド・連邦直轄地ポンディチェリーにて

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