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インド :こういうのが夢を運ぶ乗り物っていうんじゃないでしょうか・インドのトロッコ

         
  • 公開日:2006年12月15日
  • 最終更新日:2022年6月24日

「銀河鉄道の夜」に代表されるように、鉄道というものはなぜかロマンを感じさせてくれます。 平行に延びる二本の鉄路からそれることはできず、行き着く先も有限だというのに・・・

コーチン(コチ)から国道を南下していると、道路に沿って鉄道が走っているのが見えました。
時折椰子の木に視界を遮られながらも、付かず離れずする線路を眺めておりましたら、あら?なにやら車のようなものが走っているじゃああ~りませんか。よくよく見たら、線路上を走っていたのはトロッコでした。 トロッコには何人かの大人たちが乗っていますが、どう見ても鉄道関係の人には見えません。

う~ん・・・これはもしかしたら、鉄道の軌道を勝手に利用した乗り合いトロッコというものなのかもしれないぞ・・・

一応安全確保の為か赤い旗なんか掲げていますが、本物の列車が来たらそんなものまったく意味をなさないでしょう。なのできっと、みんなして常にするどく前後を確認し、列車接近の折には全員総出でうんしょうんしょとトロッコを軌道から外し、線路脇の草むらに身を寄せたりするのでしょう。そしてその際には、頭に草や木の葉などをつけてカムフラージュして、息を殺して敵の過ぎるのを待つのです。

まあそんな苦労が付きまとう乗り合いトロッコなのかもしれませんが、あんなむき出しの台車で、椰子の林の中を風を切って進むというのは、想像しただけでも、なんと心が躍る光景なのでしょう!

なんだかあのトロッコに乗れば、どこまでもどこまでも行けそうな気がします。
だいぶ昔に見た映画「小さな恋のメロディー」のあの二人のように・・・

真鍮製のアンティーク弁当箱