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2001年7月1日(日)チェンナイ・2001年インドの旅第74回

         
  • 公開日:2010年1月22日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

7/1(日) チェンナイ うす曇 気温36℃

7時過ぎに起きる。
少し頭と目の奥が痛いが、薬のせいもあると思おう。鼻は出るが、それほどでもなく、まずは一安心。

新聞では、前タミールナドゥCMの逮捕で、駅の切符売場(ブッキングセンター)が襲撃されたり、列車に投石があったりしているらしく、今夜の列車移動が多少心配される。

11:30 Check Out し、荷物は Hotel に預け、ネットカフェに行く。
結局3時間も書き込み、再度 Hotel へ

オートリキシャ(Rs.40)でセントラル駅へ

2時間の待ち時間

席は通路側の2人用で狭い。

9時過ぎ、早々に寝る。

【以下の解説は2010年1月22日のものです】

いよいよ今日はチェンナイを発つ日です。チェンナイの滞在は、到着した日の列車事故のニュースに始まり、昨日今日と騒がしく報道されている前知事逮捕のニュースなど、なにかと物騒な雰囲気に包まれており、また自分自身もものすごい頭痛に見舞われたり風邪を引いてしまったりと、なんだかあまりいいことがありませんでした。

前知事逮捕に関しましては、やはり支持者らによる抗議行動が一部エスカレートしていて、先日切符を買いに行ったセントラル駅のブッキングセンターも襲撃を受けて火をつけられたとのことでした。あのお釣りをなかなかよこさなかったおばさん係官は無事だったでしょうか。ちょっと心配です。

おっと他人の心配より自分たちの今夜の移動を心配しなければならないのでした。なにしろ一部の暴徒は列車にも投石したりしているそうなのです。

とそんな中、Mくんは昨日アンナ・サライに行って来たとのことで驚いてしまいました。「なんだか閉まってる店が多くてさあ。いつものビリヤーニ屋もやってなかったよ・・・何かあったのかな?」なんてことをのんきに言うものですから、私は益々驚き、さらにはあきれてしまい、「昨日の朝からニュースでバンバンやってたじゃない。あの影響だよ」と今更ながらご説明申し上げたのでございます。
でもまあなにはともあれ、無事でご帰還召されてよかったよかった。

そんなわけで実際にはそれほど身の危険を感じるほどの事態ではなかったのかもしれませんが、インドのみならず外国を旅行するときは、このくらい念には念を入れた危機管理(ただの臆病かもしれませんけど)が必要だとあらためて実感した次第であります。

なのでこの日はホテルを出てから列車に乗るまで、個人的非常事態宣言を発令し、非武装中立即時逃走態勢をとりつつ、びくびくしながら過ごしました。
そのくせ列車の発車時刻より2時間も前に駅に行ってしまったため、暴徒の再来襲に怯えつつ待つことになり、でもかといって駅から離れたところで時間をつぶすのは、列車に乗り遅れるということに怯えなければならないため、私たちは「列車乗り遅れ」より「暴徒の再来襲」の危険性を取ったというわけなのです。

結局暴徒はやって来ず、そしてまた列車に乗り遅れることもなく、さらには走り出した列車が投石を受けることもなく、いつもと変わらぬ規則正しいくレールの響きを聞きながら、早々に眠りに就いた私だったのであります。

つづく

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