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2001年6月21日(木)カニャークマリ・2001年インドの旅第64回

         
  • 公開日:2010年1月9日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

6/21(木) カニャークマリ 晴 気温28℃

5時頃目が覚める。

6時前、部屋のブザーが鳴る。何かと思えば日の出前のモーニングコールサービスであった。
バルコニーより写真を撮る。
後でわかったが、屋上に出られる。

今日は午前中に郵便局、午後(夕方)ガート近辺へ行った以外は、Hotelでゆっくり過ごす。食事も3食Hotelでルームサービスをとる。

朝食 バタートーストRs.10、チャイ(ポット)Rs.25
昼食 チキンヌードルRs.38
夕食 チリチキン(B/L)Rs.55、チキンクリアスープRs.28、プレーンライスRs.10、ミネラルウォーター(1.5リットル)Rs.20
その他 ランドリーRs.16、リムカRs.15

【以下の解説は2010年1月9日のものです】

やはりインド亜大陸最南端に来たからには、ぜひとも朝日は見たいと思っておりましたが、それはこの街にやって来る人たちのほとんどがそう思い、また受け入れる側でもそれをちゃ~んと心得ているというわけで、頼みもしないのに日の出前に総員起こしの大号令が廊下に響き渡り、次いで部屋のブザーまでもが鳴らされました。

まあ私はその前から目が覚めていましたのであまり驚きませんでしたが、そんなサービスを知らずに眠りこけていたら、さぞかし驚いたことでしょう。なにしろこのホテルは、館内放送の設備どころか、部屋に電話もないようなところですので、ボーイのじいさん(この言い方はなんか違和感がありますが・・・)が廊下を大声を張り上げて回って来て、部屋のブザー(あくまでも「チャイム」じゃなくて、ビーッ!ビーッ!と鳴るやつです)を鳴らしますので、火事かなにかと思ってしまっても仕方ないのであります。
ということで、私もベランダに出て日の出を待ちました。

空が次第に黒から群青色へと変わり始め、やがて水平線がオレンジ色に染まり始めました。

しかし、

水平線のあたりは雲が多いのか、期待していたような日の出風景とはなりませんでした。
なんだかぼわぁ~とした感じで、「おお!お天道様が顔を出したぞ!」というようなスカッ!とした感じがないのです。でもまあそれでも、早起きをして朝日を拝むというのは、なかなか気持ちのいいことなのであります。

さて、ここカニュークマリはインド亜大陸の最南端にして、ヒンドゥー教の重要な聖地のひとつとなっております。
なにしろこのすぐ目の前の海で、アラビア海とインド洋とベンガル湾という三つの海が出会っているのです。
まあ「それがどうした?伊豆半島の石廊崎だって、太平洋と相模湾と駿河湾が出会う場所だぞ」と言われればそれもそうなのですが、そこはまあヒンドゥー教徒のみなさまに敬意を表し、私も海へとザブザブ入って見たのであります、ヒザまででしたけど。で、水に入った感想はと言えば・・・

そうですねえ、あんまり普通の海と変わらな・・・

いえ、

確かに足に絡みつく海の水が、三つの水流から成っているような気がしないこともないような雰囲気を感じさせる気配があるように思えるかなあ・・・

でも本当はそんなことより、ああ、ついにインドの先っぽまでやって来たんだなあ、といった感慨の方が大きかったのであります。

つづく

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