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2001年6月16日(土)コーチン・2001年インドの旅第56回

         
  • 公開日:2009年12月22日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

6/16(土) コーチン 快晴 気温31℃

朝目が覚めたら、もう8時をとうに過ぎていた。

快晴の中、ボート屋のじいさんの所へ約束の時間に行く。
そこへ二人連れの男が現れ、じいさんは来ないと言い、小さいボートなら狭い所へも行けるがどうかと勧める。
今日は快晴なので、それもいいかと話に乗り、ハイコートジェッティへ移動。

【以下の解説は2009年12月22日のものです】

昨日のシューマッハとの遠征の疲れで、今朝は寝坊をしてしまいました。
しかし目覚めてみれば外は快晴!これは実にラッキーです!
なにしろ今日はクルーザーを貸し切り、遊覧航海をするのです。

というわけでMくんと二人、心もウキウキ足も軽やかにフェリー乗り場にやって来たのですが・・・あれれ?昨日じいさんが指さしてた「あの船」がないじゃありませんか。

インド・コーチンの悪いやつと、しばし空っぽの係留場を眺めながら立ちつくしておりますと、二人連れの男が近づいて来て、「じいさんの船を待ってるのか?」と聞いて来ました。

おお、よくぞ聞いてくれました。そうなんだよ、もう約束の時間を過ぎたと言うのに、じいさんが来ないんだよ。

すると男は、「じいさんは来ない。しかし他にも船はある。それにもし、お前が見たいのが水辺の自然やそこで暮らす普通の人々なら、あの大きな船ではダメだ。もっと小さなボートで狭い水路に入って行かなければそれは見られない」と言うのです。

おお、そうなんだよ!私が見たいのはまさしくそれなんだよ。この豊かな自然に溶け込むようにして暮らす普通の人々や、そこに生息する動物たちをこの目で見て、さらに写真なんかも撮れたら最高なんだよ。

すると男は優しく微笑み、「そうだろそうだろ。じゃあそれにぴったりのボートを紹介するから、今からそこへ行こう」と言うや、一台のオートリキシャに私たち二人を乗せ、さらにその二人の男たちも乗り込み、運転手と合わせて大の男の5人乗りで、別の船着き場へと移動して行ったのであります。

つづく

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