インドの真鍮製弁当箱

これは私にとって「インドの原点」と言っても過言ではないのです

私がまだインドという国に行ったことのなかったころ、私は本からインドのことをあれこれ学びました。

まあ「学んだ」なんて言うのはちょっと大げさかもしれませんが、とにかく今とは比較にならないくらいインドに関する情報が少なかった時代です。なので本屋さんでインドに関する本を見つけると、中身もたいして確認もせず買ってしまうこともしばしばでした。でもインドのことを知りたくて仕方なかったそのころの私は、どれも非常に興味深く読むことができました。

そんな数々のインドの「教科書」の中で、私がダントツで「これが一番!」と思っているのが、妹尾河童氏の著書「河童の覗いたインド」です。

*本の紹介はこちらにありますので、よろしかったらご覧ください。

この本の最大の魅力は、河童氏自身の描くイラストがたくさん載っていることです。
つまり図解付きのインド紹介本ということなのですが、とにかく河童氏の個人的興味の対象になったものが色々紹介されていてとても面白いのです。

で、そんな中で私が一番興味を惹かれたのが「インドの弁当箱」という紹介記事でした。
なんでもインドの弁当箱は円筒形の重箱スタイルで、金属でできていて南京錠まで掛けられるとか。
インドの弁当箱
河童氏は軽食屋のおやじに彼の弁当を「半分食べてみないか?」とすすめられ、そこで初めてその弁当箱を目にするのですが、たちまちそいつ(そのおやじ愛用の弁当箱そのもの)が欲しくなってしまい、ついには手に入れてしまうのです。

あ~、いいなあ、私も欲しいなあ~、インドの弁当箱欲しいなあ~

この時私は初めてのインド行きの直前であったため、「よし、インドに行ったら何をおいてもこの弁当箱だけは絶対に手に入れよう」と固く心に誓ったのです。そして実際にデリーの金物屋で三段式の弁当箱を手に入れ、ご丁寧にその弁当箱に掛ける南京錠まで買って来たのでありました。

帰国後私はその弁当箱を部屋の一番いい場所に飾り、でもそれだけでは物足りず実際に弁当箱として会社に持って行くなど特別な寵愛に努め、今でも「初インド最高の土産物」としてその地位は高く高く保たれているのであります。

しかしです。

その後も何度か「河童の覗いたインド」を読み返しておりますと、河童氏の手に入れた弁当箱は真鍮製であるということに気づいたのです。

「持ち出してきた弁当箱というのが、実にユニーク。真鍮製の3段重ねの円筒形のランチボックスであった。」
(妹尾河童:著 「河童の覗いたインド」新潮社刊 11刷/1985年12月5日 p.71)

私が手に入れた弁当箱はステンレス製のものでした。それは1987年のことでしたが、すでに金物屋にはステンレス製のものしかありませんでしたので、特に材質など気にすることなく購入したのです。

確かに日本でもステンレス製品が普及する前は真鍮製品が幅を利かせておりました。たとえば水道の蛇口やドアノブなどがそうでした。

なるほど・・・インドの弁当箱もその昔は真鍮製だったのだな・・・
インドの真鍮製弁当箱
そうなると今度は真鍮製の弁当箱が欲しくなって来ました。
しかしそれはかなり前にインドの市場からも姿を消してしまっているはずです。
でもまあ新品はないとしても、中古品ならどこかにあるのではないだろうか。なにしろ金属製品は堅牢だからな。
あっ、いや、インドじゃ古い真鍮製品は溶かして別のものに作り替えてしまったりするんだよな(たとえばこちら)・・・やっぱ無いのかな・・・

なんてことをあれこれ思いながらインドに通うこと幾星霜、先日(2016年)ようやくその真鍮製の弁当箱に巡り合うことができたのであります。

真鍮製の弁当箱はもちろん新品ではありません。すべて使い古したいわゆる古道具です。でもその時の嬉しさといったらありませんでした。
インドの真鍮製弁当箱展開
ほら、この真鍮の鈍く光る黄金色が、ステンレスとはまた違う温かみを感じさせてくれます。

*銀色に見える部分はメッキ(おそらく錫)です。

なおこの真鍮製弁当箱は古道具でありますので、あくまでもインテリアや小物入れなどとして使うのみで、決して弁当箱など食器としては使ってはいけないのであります。

この商品は「ラクダ隊商パインズクラブ楽天市場店」にて販売しております。

*すでに売り切れている場合もございます。その際は何卒ご容赦願います。

インドの真鍮製弁当箱 001-01

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-001

こちらの弁当箱ですが、これは二段式のものです。 構造は重ねた容器をフレームで挟み込むというもので、フレーム上部にある留め金を掛けて固定します。 また留め金には南京錠を掛ける穴があり、盗み食い防止対策もばっちりです。
インド製のかわいい南京錠もお付け致します。 あちこち凹んだ使用感たっぷりのものです。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-002

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-002

こちらの弁当箱ですが、これは二段式のものです。容器にはメッキの銀色(おそらく錫メッキ)が残っています。通常は内側だけにメッキ処理を施しますが、この弁当箱は外側にもかなり銀色が残っていますので、新品当初はシルバーに輝く逸品だったのかもしれません。 続きを読む

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-003

この弁当箱は肉厚で頑丈なのか、あまり凹みはありません。容器に若干ゆがみがありますので、ふたや容器同士のはまり具合が少々浮いたりしています。容器の内側はメッキの銀色(おそらく錫メッキ)が残っています。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-004

こちらの弁当箱ですが、これは二段式のものです。構造は重ねた容器をフレームで挟み込むというもので、フレーム上部にある留め金を掛けて固定します。肉厚で頑丈な造りの弁当箱ですが、それを上回る使用状態だったのかあちこち凹んでいます。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-005

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-005

この弁当箱は比較的新しい物なのか、それほど凹みはありません。ただし下の容器に上の容器が少々はまり込み過ぎるようで、収まりがあまり良くありません。またふたと容器の側面には名前らしき文字の彫り込みがあります。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-006

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-006

この弁当箱は比較的新しい物なのかあまり凹みはありません。容器に若干ゆがみがありますので、ふたや容器同士のはまり具合が少々浮いたりしています。容器の内側はメッキの銀色(おそらく錫メッキ)が残っています。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-007

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-007

こちらの弁当箱ですが、これは三段式のものです。構造は重ねた容器をフレームで挟み込むというもので、フレーム上部にある留め金を掛けて固定します。この弁当箱は一番下の容器にかなり凹みがあります。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-008

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-008

こちらの弁当箱ですが、これは三段式のものです。構造は重ねた容器をフレームで挟み込むというもので、フレーム上部にある留め金を掛けて固定します。この弁当箱は比較的新しい物なのかもしれません。そのためかあまり凹みもありません。 続きを読む
インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-009

インドの真鍮製アンティーク弁当箱 MGD-O-GOODS-009

こちらの弁当箱ですが、これは四段式のものです。さらにふたの上にも小さな容器が付いています。構造は容器の両サイドにあるハット型金具をフレームに差し込んで重ね、フレーム上部にある留め金で上から押さえつけて固定するというものです。 続きを読む

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