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2001年5月13日(日)デリー・2001年インドの旅第7回

         
  • 公開日:2009年10月11日
  • 最終更新日:2022年6月23日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

5/13(日)デリー 晴 (気温はあまり気にならなくなった)

朝食(Room service)
Butter Toast Rs.15
(Honey Toast Rs.20)
Milk Tea (One Pot) Rs.15
Milk Coffee (One Cup) Rs.10 (x2)

行きのオートリキシャは初めラール・キラーまでRs.70と言って来た。「高い!」と言うといきなりRs.50に・・・
距離からすると6kmくらいなので25~30と思っていたので「30」と言うと、話しにならないという顔をする。「メーターで行こうか?」とも言うので、「40でどうか?」と聞くと「メーターにしよう」とまた言う。
結局50でOKして乗る。走り出したら思ったより遠くて納得。

ラール・キラー
Rs.235 or $ 5 外人価格

ラール・キラーは外国人入場料がバカ高く、外で写真だけ撮って入らず。

ラール・キラーの濠に沿って歩き、近くの交差点まで行きリキシャに乗る。

今度の運転手はコンノートまでRs.40と言って来た。行きの距離からすると適正だろう。
スーパーバザール近辺で降りる。

コンノートは日曜でほとんどの店が休み。

客待ちのリキシャがうるさくついて来る。
「トゥクトゥクマンは危ないから気を付けろ」と言って来る男もいて、わずらわしくてしかたない。

歩いてMacへ

コーク(L)Rs.25
ポテト(M)Rs.26
チリソース

インドのテレビ番組
ケーブルテレビなのか映像がよく止まる。ぜんぜん見えなくなることもある。

無法松の一生インド版
仮面ライダーよろしく活躍する。

のど自慢
単なるのど自慢ではなく、素人かくし芸大会のような番組
歌あり、踊りあり、漫才あり
審査員が何人かいてコメントを出す。
SUPER STAR

夕食(ルームサービス)
ミネラルウォーター Rs.12
ベジタブルフライドライス Rs.30
ミルクティー(1 Pot) Rs.15

(アルーマタル(ジャガイモカレー))Rs.30
(プレーンライス)Rs.18
(パラータ)Rs.5
(水)Rs.12
___________________________________

合計 Rs.122

持って来た男にRs.129と言われ払ってしまった。おまけにRs.3もあげてしまった。

目つきがおどおどしていた。
沢山頼んだので汗だくだった。
そのせいかと思い信じてしまった。
レシートを要求しなかったのがいけなかった。

【以下の解説は2009年10月11日のものです】

インドに来て初めて朝食を食べました。
インド・チャイの入ったポットまあまたルームサービスなのですが、この値段ですので勘弁してやって下さい。
朝食メニューが英語で書いてあるのは、別に私が英語が堪能なわけではなくその逆で、部屋に備え付けのメニューが英文表記だったためそのまま転記したというわけです。
カッコ内の(Honey Toast Rs.20)はMくんの分(以下同様の表記)です。
ミルクティーはプラスチック製のポット入りなので二人で分けても2杯近く飲め、コーヒーは余計でした。

この日はデリーの名所であるラール・キラーでも見に行くかということになり、Mくんと連れだって出かけました。
で、またオートリキシャとの料金交渉となるわけですが、ドライバーはいきなり「70ルピー」という強気の料金を提示。さすがにそれは高いと思い「30ルピー」と言うと、すぐに「50ルピー」に値を下げて来ました。
しかしそこからはどうしても下がらず、しまいには「料金メーターで行こう」と言って来ました。
通常デリーあたりのオートリキシャは、観光客に対してはメーターは使いたがらず、少しでも多く料金を取ろうとするものなので、この「メーターで」という申し入れは意外で逆に身構えてしまいました。というのも、こちらは地理に不案内なわけですから、遠回りをされてもわからないわけです。そしてそのような騙しの手口はガイドブックにも載っていたのであります。(わざわざ余計な燃料を使ってまでそんなことはしないと言う人もいますが、走れば走るだけ実入りが良くなるのがこの商売ですので、やはりメーターを使う以上少しでも長距離を走りたいのではないかと思います)
ということでそれ以上の価格交渉はあっさりあきらめ、50ルピーで行ってもらうことにしました。

走り出すとなるほどなかなか着きません。結構遠いようです。
そもそもデリーの街というのはかなりでっかい街でありまして、日本の感覚で地図を見て判断するとえらいことになるのです。
この時も想像より広い道路を想像より遠い距離、そして当然想像より長い時間走って行ったのでありますが、途中で不安になったMくんが私に「ちゃんと目的地に向かってる?」と聞くのですが、私だってそんなことわかるわけないのです。腕時計のベルトに付けた方位磁石を見ながら「う~ん、たぶん大丈夫だと思うけど・・・」と言うのが精一杯でした。
しかしすでに料金は決めてあるので、今さら遠回りをしたり別の所へ連れて行ったりしても、ドライバーは何の得にもならないわけでありまして、オートリキシャは無事ラール・キラーに到着したのであります。

ラール・キラーはムガル帝国時代の城で、その色から「赤い城(ラール・キラー、レッド・フォート)」と呼ばれています。そんなデリー観光の名所であるラール・キラーでしかも日曜日ともなれば、さぞかし人でごったがえしているであろうと思いきや、暑さのためか意外と閑散としていました。
さっそく中に入ろうとチケットブースに行ってみますと、あららあ、外国人は235ルピーまたは5ドルだというから驚いちゃうじゃあありませんか。「どうする?」とMくんに聞くと「別に入らなくてもいい」と言うので入るのはやめ、写真だけ撮りました。

*ラール・キラーはその後世界遺産に登録されましたが、なぜか現在の料金は100ルピーまたは2ドルと安くなっています。

さて、ラール・キラーの中に入らなかった私たちですが、帰ろうとするとサイクルリキシャの客引きがうるさく付きまとって来るものですから、それを振り払うつもりでラール・キラーの濠に沿って歩き始めました。

*現在はサイクルリキシャも物売りもラール・キラーの中に入って来ることはできませんが、当時は(写真にも写ってますが)入場口の所までどんどん入って来ておりました。

しかしなんせ酷暑季の炎天下のこと、ましてや日蔭などまったくないラール・キラーの周りをひたすら歩くのはなかなか大変なことでありまして、まあそれがためにラール・キラーの大きさを肌で充分過ぎるほど実感できました。

なんとかかんとか広いラール・キラーの敷地を歩き切ると、鉄製のごっつい歩道橋のある交差点に出ました。
その時にはもう不案内なこの辺りをうろつき回る気力と体力が残っておらず、オートリキシャでコンノートプレイスまで戻ることにしました。
ここからコンノートプレイスまでは来る時より距離が若干短いのですが、ドライバーの言い値が40ルピーでしたのでそのまま素直に乗り込み、ようやく疲れた足を休めることができたのであります。

日曜日のデリーというのはつまらないもので、主だった商店がみんな休んでしまいます。
この時もコンノートプレイスに行ったものの、どの商店もシャッターを下ろし閑散としていましたので、仕方なくまたマックへ(ホント、またかよ・・・)行くことにしました。

そんな閑散とした街中にも普段通りにオートリキシャがおり、当然いつもよりお客を拾うのに苦労している様子。歩く私たちの横にぴったりと並走させながら「どこへ行くんだい?オレが乗せてくぜ」などとしつこく付きまとい、シブヤあたりでナンパされる女の子の気持ちが少しわかった私だったのであります。

マックではコークとポテトだけの昼食となりました。(なんせ今日は朝食も食べましたから)
メモにある「チリソース」というのは、この頃のインドのマックに置いてあった辛いソースのことでありまして、ポンプ式の装置からそいつをじゅるじゅると小さなプラスチック容器に入れ、ポテトにちょっとつけて食べるとそれはそれはおいしかったのです。

*残念ながらチリソース並びにそのポンプ式の装置はいつの間にかなくなってしまいました。小分けの容器入りでもいいですので、復活を強く望むものであります。

こうした旅をしておりますと夜がかなり長いものとなり、日本にいる時とは打って変わってよく日記を書いたり手紙を書いたりするのでありますが、テレビがあればそれはもう最高の娯楽ということで実に熱心に見ます。
この晩に見た主な番組は映画と素人参加型番組だったようで、その内容をメモに取るなどよほど楽しかったのでしょう。

さて、今宵の夕食ももちろんルームサービスです。
今夜のメインディッシュはベジタブルフライドライスでありますが・・・夕べのベジタブルプラーオとどこが違うのでしょう? 前回自分で「プラーオとフライドライスはほとんど同じもの」と書いておきながらなんなのですが、何が違うんでしょうねえ?値段もプラーオより5ルピー安いですしねえ・・・不思議ですねえ。

まあそれはさておき、この日はルームサービスを持って来た男にまんまと小銭をだまし取られてしまいました。
私たちの部屋は5階ということもあり、ここまで食事を運んでくれる人にはとても感謝しており、ほんの気持ではありますがいつもチップ(2~3ルピーですが)をあげているのです。
それをこの日の男と来たら・・・
そいつはその日初めて食事を運んで来たので、私たちが気前よくチップをはずむお大臣とは思わなかったのかもしれませんが、合計金額122ルピーに対し129ルピーを要求し、私たちはそれを信用し払ってしまった上に3ルピーものチップをあげてしまったのです。まったく盗人に追い銭とはこのことです。

インドでは、何事もしっかりと確認しなければならないということなのであります。

つづく

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インド先住民族の工芸品ドクラ