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インド:♪大きいことはいいことだぁ~、かぁ?・巨大銀製壺

         
  • 公開日:2007年10月11日
  • 最終更新日:2022年6月27日

初めてインドに行くという旅行者で、日本から何本もミネラル・ウォーターを持って行くという方がたまにいらっしゃいます。

正解です。

いえ、インドには絶対に水持参で行きなさい、なんてことを言ってるのではありません。
インドにだってミネラル・ウォーターはそこらじゅうで売ってますし、なければ煮沸した水を飲むという手もあります。それから清涼飲料水やチャイなんてのも悪くないでしょう。
でもそれでも心配で、尚且つ水を持って行くだけの余裕があれば、持って行くのもいいんじゃないかと思います。せっかくの旅行ですので、できるだけ快適に過ごしたいものです。

さて、そんな「水」持参の旅は、なにも今に始まったことではありません。
まずはこの壺をご覧下さい。

これはジャイプールにあるマハラジャの宮殿「シティー・パレス」に置かれている銀製の壺なのですが、その高さは実に1.6mもあるというギネス物(実際にギネスブックに登録されているそうです)なのです。ではこの壺、何の目的で作られたのかと申しますと、1902年、時のマハラジャ、マードー・シン2世が、大英帝国エドワード7世の戴冠式に招待された際、ガンジス河の水をイギリスまで持って行くために作らせたのです。しかも2個。

さすがマハラジャ、やることが違います。

まあ昔のことですから「銀製の壺」となったのでしょうが、きっと今なら1000リットル入りのペットボトルなんてのを作らせたりするんじゃないでしょうか。
そうなるとキャップだけでも一抱えもあるものになり、お付の人たちはそれを開けるのに苦労することでしょう。

もっともそのペットボトルから水を飲むマハラジャも、いきなりすごい量の水が浴びせられ、毎回溺死寸前になるので大変でしょうけど・・・

あっ、そもそもこの銀製の壺に入れられた水は沐浴用のものでしたので、体に浴びるのは正解なのでした。