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その50:ラクダ牧場6

         
  • 公開日:2007年7月17日
  • 最終更新日:2022年6月22日

前回はラクダの持つ衝撃的側面をお見せ致しましたが、今回はこれです。

砂漠地帯の乾いた細かい砂の上に散乱する黒い物体。はい、これはラクダのうんこです。

「なんだ!ゲロの次はうんこかい!」

そんなののしり声が聞こえて来そうですが、私自身も今回の内容に関しましては本当に迷い、悩み、うなり、力み、下っ腹に力を入れ、そしてひねり出された結果が「うんこ」だったわけです。
ただ単に面白いからというだけで書いているのではないのです。

とにかくラクダのうんこというのを近くでよーく見ますと、こんなに丸い形をしているのですよ。まあ、ヤギやウサギのうんこも丸っぽい形をしていたりしますが、なんせごく小さいものですのであまり感動しません。
そこへ行きますとラクダのうんこは、ピンポン玉をちょっと小ぶりにしたくらいの大きさがあり、しかもほぼ球体をしていますのでかなり感動できます。
ほら、影だってこんなにくっきり出ています。この影を見ただけでも、その存在感がよくおわかりになるかと思います。

しかしどうやったらこんなにまん丸なうんこができるのでしょうか。

昔テレビCMで、ビー玉のできる様子が映し出されていましたが、あんな感じなのでしょうか。

そのCMは、熱して赤くなったガラス棒を適当な大きさにちょん切り、坂道(金属製のコース)を転がして丸くするというものでした。
そして映像には子どもの声で、

「ビー玉さん、ちょっきん、ころころ、できました」

というナレーションが付けられていましたが、確かにその短いフレーズにビー玉製造のおおよその工程がぎゅっと詰まっているのでした。

なのでラクダの腸も長いスロープになっており、そこをうんこがころころと転がり、あのような丸い形になるのかもしれません。

そんなラクダのうんこは燃料になることはもちろんのこと、かつては砂漠の民が砂に描いたゲーム盤(おそらくチェスのような)の駒として使ったとも聞いたことがあります。

でもせっかくここまで丸いのですから、駒なんかよりピンポン球として遊んだ方がいいかもしれません。

*すべて2007年3月時点の情報です。

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