2001年5月28日:インド人の娯楽 / ムンバイ

インドな日々

2001/05/28 インド人の娯楽 ムンバイ

インド人の娯楽は何であろうか?

インド人の映画好きは有名であるが、そのほかのものを探してみた。

スポーツで一番人気なのがクリケットである。ものまね名人のクリカンではない。
これは野球のルーツと言われているスポーツで、こちらのテレビでは毎日やっている。
見ているとピッチャーは助走をつけて打者めがけてワンバウンドのボールを投げる。打者は体をよじるようにしてこの球を打ちかえす。野手は四方八方にいて当然来た球を取る。あとはよく分からないのだが、とにかくみんな熱狂しているのだ。
町角の広場や道端なんかでも、子供達が草クリケットをやっている。とにかくとても人気が高いのだ。

このような確立されたものではない遊びというと何であろうか?

デリーでは夕方になると家の屋上で凧上げをしているのをよく見かけた。
たいてい5メートルくらいの高さのところを右へ左へふらふらしているのだが、中には凧上げ名人がいるようで、30メートルくらいの高さまでぐーんと上げているのも見かける。

ムンバイは折からのサイクロンの影響で、海岸通りは高波が打ち寄せ、時折防波壁を越えて来る波もあった。

ムンバイっ子はこれを見逃さない。大人も子供もこぞって波の来そうな所に集まり、波が来ると逃げるという無邪気な遊びをしていた。当然びしょびしょになる人もいるし、逃げる時にすべって転ぶ粗忽者もいる。
この光景をカメラに収めようと、私も道のこっち側からしばらく狙っていたのだが、やはり迫力ある写真を撮るには間近に行かねばと思い道を渡ったところに高波に襲われた。
とっさにカメラをかばったものの少し濡れてしまった。タオルでごしごし拭いたがベトベトである。それになんだか臭い。
そう、この海はとても汚いのだ。湘南海岸の5倍くらい汚い。
そんなしぶきをまともに受けてまで写真を撮るのは戦場カメラマンくらいのものであろう。所詮アマチュアの私はさっさとホテルに戻りシャワーを浴びた。

海と言えばここムンバイにはマリーンドライブという海岸沿いの道があり、恋人達が愛を語り合ったり、夕日を眺めたりするポイントになっている。

私もそこに散歩をしに行ったのだが、そこで子供が自転車を手放しで乗っているのを見た。
子供は手放しで自転車に乗れるのが嬉しいのだろう。スピードを出して私を追い抜いて行く。
この外国人エリートに見てもらいたいのは分かるが、ちょっと顔が自慢げ過ぎないか、え!こら!
なんだそんなもの、私だってできるぞ!ちょっと自転車貸してみろ。手放しどころか前輪上げて5メートルくらい走れるんだぞ、私は!

まあ、子供と勝負するのも大人げない。あまり娯楽がないのだろう、今日は勘弁してやる。
でもおまえが今に大きくなったら、私と前輪上げ走行で勝負だ!
大きな志を持って努力を積んで来い!

「少年よ!たいしたもんだ!」

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