2001年5月18日:無声映画の解釈方法 / デリー

インドな日々

2001/05/18 無声映画の解釈方法 デリー

デリーで野人だか猿人ゴリだかスペクトルマンだかが出たそうである。
現地にいるのにはっきり判らない・・・うーん、もどかしい・・・

それもこれもテレビのニュースが現地語だからである。
こんな一千万都市のデリーにいながら何が起こっているのか分からない。まるで村八分状態である。もっとも町内会費を納めていないのでしかたがない面もあるが。

今朝もテレビをつけてみた。ニュースでなくても天気予報くらい見たいではないか。

私の滞在しているホテルで見ている映像はどうやらケーブルテレビらしく、たまに映像が乱れるのだが、電波障害の乱れかたではなく静止画像になってしまう。
見てると人が突然テレポートする。最初の頃はSF物をやっているのかと思ったものだ。
しかしインド舞踊を踊っている人が突然テレポートしたのを見たときは度肝を抜かれた。すごい踊りのわざかと思ったが、違ったようだ。

とにかく天気予報が気になる。
森田さんが見たい。木原さんでもいい。こうなったらヤン坊でもマー坊でもうまか棒でもいい!とにかく見たい!

私の願いが天に通じ、画面はニュースキャスターらしき女性が現地語で何かを言い切ったところだった。
たいていニュースキャスターが短い言葉で言い切るのは、ニュースの終わりを締めくくる言葉であろう。すると必然的にその後は各地の天気予報に決まっている。なんてラッキーなんだ!

ほーら、私の想像通り画面が雲の隙間から太陽が出ている絵に変わった。各地の天気予報の始まりだ。

画面が絵から切り替わり、登場したのが太目のおばさんだった。

この人がインドのお天気おばさんか・・・

おばさんは丸顔に似合わず物憂げな表情で歌いだした。歌う天気予報だったのだ。
歌で各地の天気予報を伝えるなんて、いかにも音楽好きのインド人が考えそうなことだ。
たぶん「きょーのでりーぃーはぁーはぁぁぁぁぁれ!」とか歌っているのだろうがずいぶん長い。もっともインドは広いのだ、しかも歌で伝えるには時間もかかろう。

おばさんは二番を歌いはじめた・・・・・・・・・・ただの歌番組だったようだ・・・
まったくまぎらわしいことをするもんだ!

別のチャンネルにすると人相の悪いおっさんが映った。
目の下に真っ黒のくまができていて、見るからに悪党面だ。このあいだ見た番組で人を殺した男にそっくりだ。
その男が説明口調でなにやら話している。今度こそ各地の天気か?

違った。星占いだ。バックに星座の絵が出ているから分かったのだ。

ところで私はうお座なのでこんな時便利だ。
順番が最後なので、あ!星占いだ!と気がついてからでもまだまだ待たされるくらいだ。

しばらくわけのわからない言葉を聞きながら待つと、いよいようお座の番が来た。
なになに今日の私の運勢は「ミンパレ、サンバルタン、カルチャーラン、ムシャパイ、ベラシ、コウシャクナン、ボウズルヌー」と言うことらしい。

たぶん超ラッキーでモテモテの一日という意味であろう。

そういえば今朝このネットカフェに入ろうとしたら、親子の牛が道をふさいで私を放そうとしなかった。

そう!いつも私は人気者のラッキーマンなのだ。

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