2001年5月14日:宮廷生活 その2 / デリー

インドな日々

2001/05/14 宮廷生活 その2 デリー

バスルームのつづきである。

外国式のバスルームというのは、風呂だけでなく、便所・・・失礼!トイレもついている。
インドも外国の仲間なので、やはりトイレがついている。

当然、豪華なる私の部屋のバスルームにも洋式便器が備え付けられているのだが、それについて少し聞いて欲しい。

便座はプラスチック製なのだが、軟質のプラスチックらしく、座ると便座が便器のふちからくにゃくにゃ逃げようとするのだ。
少しでも左右のどちらかに体重がかかると、かかった方が外側に逃げてゆく。
対処方法としては、体重を均等に乗せるか尻を浮かすしかない。
尻を浮かすには相当の足腰の鍛練を要する。
そしてその鍛練法が日本でも知る人ぞ知る「ヒンドゥースクワット」である。
インド発だったのだ。

さて、私は常日頃から便座には深く座る癖がついている。
ついでに言うと、座るときケツの山を左右に押し開きながら便座に腰掛ける。
そうすると、うんこが出やすいのだ。あくまでついでの話だが。

私はいつものように便座に深く腰掛けた。
すると何かがケツに刺さるではないか。驚いて立ち上がり、振り向けば愛・・・ではなく、便座の後方部を見れば、そこには何やら金属製のものが突き出ている。
よくよく見ると、その金属製品は便器の後方でホースとつながっており、さらに壁の蛇口につながっている。
そう、インド式のウォシュレットなのだ。
胃腸の弱い私は日本でも愛用しており、下痢・軟便の時ばかりか便秘気味の時も、その水圧で肛門を刺激し排便の助けとしているほどだ。

そんな夢の器具がインドにも!

さっそく使ってみた。
出るのは水だが、そこはインドのなまぬる水、気持ちいいくらいだ。
ただ残念なのが、日本のやつには、うにょにょにょにょーといいながら緩急つけた水が繰り出されるというハイテク技術が導入されているのだが、そこはインドである、そんなものはない。
しかし、ただ単に水を肛門に吹きかけるだけでうんこがきれいにとれるはずがない。
日本の技術陣だってそのために研究を重ね、弱い水圧でうんこを油断させといて、すかさず強い水圧で流し去る、というだまし討ちを考えたのだから。
そこで考えたのが、自らの力で肛門をひくひくさせる方法である。
人間、不自由をすると立派な考えが浮かぶものだ。

このように私は、毎日肛門をひくひくさせ、それでも生き残った残党は不浄の左手で始末しているのである。

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