2005年7月29日:ちょっとだけデリーメトロ

わたくし的インド案内

2005/07/29 ちょっとだけデリーメトロ

デリーの「庶民の足」と言えば、サイクルリキシャ、オートリキシャ、バス、タクシーなどが挙げられますが、ここに新たに加わらんとするのが今話題のデリーメトロです。

普通「メトロ」というのは地下鉄のことを指しますが、デリーメトロの現在(2005年7月)の営業区間のほとんどは地上部分です。
そしてようやくこの7月2日、市内を南北に縦断する線の一部開業で本当の「地下鉄」の営業開始となりました。

そんな時期「本当の地下鉄」部分を乗ってもいない人間が、デリーメトロのお話をするのはいささかお恥ずかしいのですが、そんなことくらいでいちいち恥ずかしがっておりましたら、そもそもこのサイト自体が成り立ちません。

なので、

書きます。

えーまず、「デリーメトロの切符を持ち帰り見せるべし」とのリクエストを頂いておりましたので、それを今回はお見せ致します。

はい、これです。
インド・デリーメトロのトークン

これは以前にもお話させて頂きましたが、トークンと呼ばれるプラスチック製のコインです。
大きさは直径3cmちょうどです。(ノギスでは小数点以下計測不能なほど、限りなく3cmに近い直径でした。すばらしい)

デリーメトロは出札窓口でこの直径ぴったし3cmのトークンを買うところから始まるわけです。
料金は行き先別に違いますが、6ルピーからとなります。

インド・デリーメトロの自動改札改札は自動改札機で、しかもタッチセンサー方式になっています。

この写真に示す位置にトークンを触れますと、その先に立ちふさがるピザの切り身のような遮断装置が機械内部に収納され、めでたく通り抜けることができるのです。

かつて私はこのトークンの仕組みを、「磁気の応用か何か(まさかICチップではないと思いますが)で、自動改札をワンタッチで通り抜けます」とご紹介致しました。

それで今回、あらためてこの話を書くに当たり、やはり正確に知らなければと思い、

開けてみました。

カッターナイフでトークンと格闘すること30分、ついに私は裏ぶた部分を剥ぎ取ることに成功したのです。
やりましたね!博士! ありがとう!助手!
インド・デリーメトロのトークン

すると中からは磁気記録用の黒い円盤が出て・・・
来ると思ったんですがねえ・・・

インド10億の民よ! 申し訳なかった!

トークン壊しちゃって。

ご覧の様に直径ずばり3cmのトークンの中には、なんとICチップが組み込まれていたのです。

*裏側を剥ぎ取ったため、基盤も裏側からの透過画像となっていてちょっと不鮮明です。

こんなすごい仕掛けがしてあったなんて思いもしませんでした。
もしかしたらこのチップは追跡機能もあり、私の行動がすべて筒抜けだったかもしれません。
さらに盗聴機能もあり、トイレに入った際の音まで聞かれていたかと思うと・・・うっかり屁もできません。

さて、屁を聞かれたかどうかはとりあえず置いときまして、デリーメトロの乗車券には実はカードもあるのです。

それが、これです。
インド・デリーメトロのプリペイドカード

これは東京で言えば「Suica(スイカ)」、大阪なら「Icoca(イコカ)」みたいなカードです。

カード本体の代金として少し保証金(50ルピーだったか?)を取られますが、金額をチャージして繰り返し使えるものです。

ちなみにカードに印刷してある塔は「クトゥブミナール」です。

ついでにカードの裏側も載せておきますが、このようにコーラやジュースの企業広告になっております。
インド・デリーメトロのプリペイドカード

しかしこのカードでその飲み物が買えるのかどうかは不明です。

それでは最後に私が乗車した区間、「シャストリナガル」の駅と「シャハダラ」の駅の写真を載せておきます。

シャストリナガル駅
インド・デリーメトロの駅

駅前(駅下?)には駐車場がある。
またバイクなども置いてあり、日本の駅のようである。

ちなみに階段横の看板「WORLD BOOK FAIR」の開催期間が「2004年2月14日~22日」とある(この写真では小さくて読めない)が、私がこの写真を撮影したのは間違いなく2005年6月20日であり、インド人いいかげんにしろよ!と言いたい。

シャハダラ駅
インド・デリーメトロの駅

こちらはデリーの東端を南北に流れるヤムナー川を渡った場所。

いかにも「新興都市」といった感じで、一昔前の多摩センター駅(または地方の新駅)を思い起こさせる。

左端のオートリキシャがなければ、誰がここがインドであると想像するだろうか。
いやしない。

シャハダラ駅のホーム
インド・デリーメトロの駅

午後3時20分。
今まさにデリーメトロが入線して来る。

インドでは鉄道施設は撮影が禁止されているため、腰だめにカメラを構え素早く撮影。

そのため多少の手振れがあるが、バレたら逮捕監禁裁判処刑が待っていることを思えば、誰がそのことを責められようか。
いやできない。

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