2003年2月6日:インド初めの一歩・その3・離陸編

わたくし的インド案内

2003/02/06 インド初めの一歩・その3・離陸編

インドへの道は険しく厳しい・・・

すでに成田空港に着いてから2週間が経ってしまいました。
いつインドに到着するのでしょうか?それどころか飛行機はまだ飛んでもいません。このままでは三蔵法師より時間がかかってしまうかもしれません。

え~と・・・機内でジュースを飲んだ話までしたんですよね。

それでは・・・

さすがのエアインディアもついに離陸の時が来ました!
思えば辛く長い道のりでした。何度あきらめようとしたことか。
恋に悩み友達に打ち明けたあの日が懐かしく思い出されます。

え~と、こんな余計な話をしているからなかなか飛ばないんですよね。

滑走路の所定の位置に付いたエアインディアは、徐々にジェットエンジンの出力を上げ、がたがたと走り始めました。
すごい揺れですがこのおんぼろの座席が取れたりしないでしょうか?
せっかくシートベルトをしていても、座席が床から外れたりしたら横一列きれいに並んでの前転後転宙返りといった具合になってしまいます。

そんな心配をよそにエアインディアは大空高く飛び立ちました。

飛べ!エアインディア!6千キロのはるかかなたへ!

飛行機が水平飛行になりシートベルトの着用サインが消えると、エアインディアでもドリンクサービスの時間です。
スチュワーデスの押すワゴンが近くに来てもあせってはいけません。
まだ前の列の人にオーダーを聞いているのに、「ビール!ビール!おれビールね!」などと叫んでも、その声は誰にも受け止められないまま虚しく機内にこだまするだけです。

ビールはたいてい2本くれますが、もっと欲しい人は遠慮せずにもらいましょう。あとからの追加オーダーはまず無理と思っておいたほうが正解です。

*ちなみに飲みすぎて体調が悪くなっても薬はもらえません。本当です。

エアインディアでは、おつまみに「ダル」と言う豆を揚げたものや、日本のベビースターラーメンのようなお菓子をくれます。これもビールと同じ数だけもらいましょう。

ビールの酔いもまだこれからという頃に食事が配られます。
なかなか離陸しないくせに食事は早いのです。まるでやっつけ仕事のようです。

食事は「菜食者用」と「非菜食者用」に分かれていますが、事前に申し込まないと菜食メニューは食べられません。
「非菜食者用」には更にふたつのメニューがあり、インド風チキンカレーか日本風ゆかりご飯とチキンです。
一応選択はできるのですが、後ろの方の座席の人には選択の余地が残されていないこともあり、その際の言い訳がメニューに明記してあります。

その言い訳は次のようなものです。

          ガレー中の間隔は細いですから
   ご了解をお願いします、要求が多くて御選択は今ありません。

                      (以上原文のまま)

*残念ながらこの宮澤賢治の「どんぐりと山猫」に出てきそうな名文句は、
  2002年の秋には普通の文章に代えられていました。

インド風メニューには「パーパル」という直径15cmくらいの薄いセンベイが付いて来ます。これもどうかするともらえないことがあるので、自分から積極的に「パーパル、パーパル、パーパル」と、ばかの一つ覚えのように要求しましょう。
このパーパルは塩味が効いていてビールにとてもよく合います。本来ならパーパルをビールの供としてゆっくり飲んでいたいところなのですが、乗務員にとっては食事はやっつけ仕事なので、片付けに来るのもすごく早いのです。
さあさあ早く食っちゃいましょう。ほーら、もうトレーを回収に来ました。

食事の後はトイレが混むので、できるだけ早く行っておくのが良いでしょう。
飛行機自体が古いので、当然トイレも古いです。
それでも用が足せれば良いので贅沢は言えません。ただ、ドアの鍵が掛からない(または掛けるのに熟練度の高い技を要する)ものが時々あり、ドアを押さえながらの緊張した用足しになることもあります。
しかし乗務員がフライト中にトイレのドアをそっくり外して修理しているのを目撃すると、あんなに簡単に外れるドアでは、鍵なんか意味がないんじゃないかとも思います。

なにはともあれ腹ごしらえと用足しが済みました。次はお待ちかねの映画の時間です。

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