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その11:休憩終了

         
  • 公開日:2007年5月22日
  • 最終更新日:2022年6月21日

プラーオとターリーですっかりお腹も満たされ、再びアンバサダーに乗り込み目的地ビカネールを目指すわけですが、その前にこの辺りの風景について少しお話しさせて頂きます。

このドライブインは砂漠の中に建っているのですが、この辺の砂漠はよくテレビなどで目にするまったくの砂だらけの不毛の地というわけではなく、ところどころに低木や草のようなものも生えています。
とは言え砂漠は砂漠、やはり砂の部分がはるかに多く、実に殺伐とした風景です。

そんな砂漠のドライブインなのですが、アンバサダーが止めてある駐車スペースは、アスファルト舗装などしていないにもかかわらず、意外にも地面がしっかりと固まっていて、タイヤが砂に沈むということがないのです。いったいなぜでしょう。実はそこは、牛(たぶん)の糞で塗り固められているのです。

この写真でもアンバサダーの鼻先から向こうとこちらでは、地面の色が多少違うのがお分かりになるかと思いますが、とにかく駐車スペースは砂がむき出しになっておらず、アスファルトではないもののちゃんと「舗装」はされているのです。なかなかすごい「生活の知恵」ではありませんか。

さて、そんなうんこ舗装の駐車場の向こうには、何人かの人が歩いているのが見えますが、これはこの建設途上のドライブインの工事人夫たちです。
また赤い旗のちょっと下と、アンバサダーの開いたドアの上辺りにある「こんもり」したものはラクダです。そう、工事は主に人とラクダによって進められているのです。

実に砂漠っぽくていいじゃありませんか。

では、そろそろアンバサダーに戻ることに致しましょう。

*すべて2007年3月時点の情報です。

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真鍮製のアンティーク弁当箱