2010年インドの旅・実録編:第128回 ヴァラナシ

この記事は2010年にインドを旅した時(デリーでM君と合流してからの旅)のメモを元に各種解説を加えたものです。実際のメモ帳には文章が言葉足らずになっていたり、本来漢字で書き表すべきところをひらがなで書いていたりするところもありますが、それはあくまでも現場で書いて行く「メモ」という特性上仕方のないことであり、ここに転載するにあたっては最少範囲内で体裁を繕っております。だからもし「あっ、この人絶対この漢字書けてないよね」などと気が付いても、ぜひ黙って優しく見守って欲しいとお願いする次第なのであります。尚、登場人物の氏名に関しては原則としてイニシャル表記(一部インド人を除く)とし、人物の風貌や雰囲気を表現する言葉は、万が一本人が読んでもたぶん気にしないであろうと思われる場合のみ原文を採用しております。
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年5月18日(火) ヴァラナシ 晴 32~33℃くらい

5時15分に突如目を覚ます。
一瞬迷った後、ベッドから起き出し窓を開ける。もう外は明るくなっていた。
ベランダへ出てみると、地平線上の霞で太陽はまだ顔を出していなかった。
少し赤くなっている部分をしばらく見ていると、やがて太陽はうっすらとその輪郭を現し始め、次第にしっかりとした円になる。
そしてさらに明るさを増すことで、逆にその輪郭を隠してしまう。

朝食はいつになくがらんとしたテラスで取る。
カナダ人の男性は帰国したことを知っているが、なんだかそれと歩調を合わせる様に、みんないなくなってしまった感じがする。
風があって涼しい。
ずいぶんさみしいテラスでしばし書き物をする。

昼はまたS亭
今日はポークカレー。豚の脂身の旨さを再確認。
ルーが少なく、ご飯を少し残す。

ガートを通ってHotelへ
水とコーラを買う。
今日は店の主人がビールを勧める。

午後はまたウダウダして過ごす。
しかしヴァラナシに来てから心がだいぶ穏やかになった。

夕方はエアコンを入れ部屋を涼しくし、8時の停電がないのを確認してシャワーを浴びる。
10時半、いよいよ寝ようとしたまさしくその瞬間停電になり、12時まで復旧せず。
すっかり寝そびれてしまい、2時頃まで音楽を聴いて過ごす。

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年5月18日(火) ヴァラナシ 晴 32~33℃くらい

5時15分に突如目を覚ます。
一瞬迷った後、ベッドから起き出し窓を開ける。もう外は明るくなっていた。
ベランダへ出てみると、地平線上の霞で太陽はまだ顔を出していなかった。
少し赤くなっている部分をしばらく見ていると、やがて太陽はうっすらとその輪郭を現し始め、次第にしっかりとした円になる。
そしてさらに明るさを増すことで、逆にその輪郭を隠してしまう。

ついに日の出前に起きられた。これなら日本に帰ってからすぐに社会復帰できそうだ。
インド、ヴァラナシの夜明け

朝食はいつになくがらんとしたテラスで取る。
カナダ人の男性は帰国したことを知っているが、なんだかそれと歩調を合わせる様に、みんないなくなってしまった感じがする。
風があって涼しい。
ずいぶんさみしいテラスでしばし書き物をする。

同じ宿に連泊していると毎日同じ顔を見る。言葉を交わさなくても、お互いの存在をそれとなく確認したりするので、煩わしさのない同居人といった気持ちを抱く。
しかしそれもいつかは終わるわけで、今朝はアジア系のカナダ人も、いつも上半身裸だった欧米人も、常にパソコンを持ち歩いていた男性もいなくなっていた。
涼しく感じるのは風のせいだけだろうか。
インド、ヴァラナシの宿

昼はまたS亭
今日はポークカレー。豚の脂身の旨さを再確認。
ルーが少なく、ご飯を少し残す。

子どもの頃はより高価なビーフが持てはやされたが、冷静に判断すると豚肉が一番うまいと思う。値段だけで価値判断してはいけないのだ。
インド、ヴァラナシの食堂

ガートを通ってHotelへ
水とコーラを買う。
今日は店の主人がビールを勧める。

今度は主人の方が「冷えたビールあるよ」と言って来た。後でその話をM君にすると、彼はその店に行っても何も言われないとのことだった。
もう何日もアルコールを抜いているというのに、酒臭いのかなあ?

午後はまたウダウダして過ごす。
しかしヴァラナシに来てから心がだいぶ穏やかになった。

まあ誰でもこういう生活をしてれば心穏やかになるのだろう。

夕方はエアコンを入れ部屋を涼しくし、8時の停電がないのを確認してシャワーを浴びる。

エアコンが動かないとシャワーを浴びてもまた汗をかくので、ちゃんと確認してから浴びるのである。

10時半、いよいよ寝ようとしたまさしくその瞬間停電になり、12時まで復旧せず。
すっかり寝そびれてしまい、2時頃まで音楽を聴いて過ごす。

しかし結局汗をかくことになった。まあ仕方がない・・・

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インドの伝統工芸細密画