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その6:NH11をばく進する

         
  • 公開日:2007年5月14日
  • 最終更新日:2022年6月21日

我らがアンバサダーはNH11を快調に走り出しました。
後部座席からも前がよく見えるように、助手席のヘッドレストは抜き取ってしまいました。

さて、「快調に走る」と言いましても、インドではそうそう思うようなスピードで走れるわけではありません。なにしろ片側一車線の対面通行の道路ですから、前の遅いトラックなどを追い越したくても、そう簡単に追い越すことができないのです。

追い越すためには対向車との距離並びに対向車のスピードをよく見極めた上で、右車線に出て一気に抜き去るしかないわけです。 その際対向車のスピードを見極める目安は「車種」です。
トラックはたいてい荷物を満載していますので、あまりスピードが出ないわけですね。
それに対して乗用車、特に最新型のものはスピードが出ますので要注意なわけですよ。
その辺をよーく見極めて右車線に飛び出すと、ペダルよ折れよ!とばかりにアクセルを踏み込みフルスピードで抜き去り、そして素早く左車線に戻るのです。

これが実に恐ろしいのです。

かなりギリギリのタイミングで左車線に退避するなんてことはしょっちゅうですし、たまに対向のトラックの陰から、こちらと同じタイミングで追い越しをかけようと飛び出してくる車があり、急ブレーキをかけたり、そのまま追い越しを敢行して本当に間一髪ですれ違ったりするのです。

NH11を走り出してから何度肝を潰したことでしょうか。
でもそれもだんだん慣れて来るから不思議です。
もうこうなったら乗りかかった舟、いえ、乗り込んでしまったアンバサダーです。ドライバー氏を信用して、一切の身を任せるしかありません。

すべては神の御心のままに・・・インシャラー。

おっと、

ドライバー氏はヒンドゥー教徒でした。

*すべて2007年3月時点の情報です。

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木彫りのガネーシャ