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2010年インドの旅・実録編:第108回 ジャグダルプル

         
  • 公開日:2013年3月5日
  • 最終更新日:2022年6月10日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。

2010年5月6日(木) ジャグダルプル 晴 30℃くらい

次に行ったのは地域の人たちの共同作業場。
こちらは大勢の人がそれぞれの作業をしているので、その工程がわかりやすい。
いろいろなアイデアを盛り込み、現代の生活の中で使えるような作品に力を入れているようであった。

また家内工業のような規模の作業場で、カメの置物を大量生産している作業も見られた。

テラコッタの作業所へ行く。
残念ながら作業は行われていなかったが、どんな風に作業が進められるのかはわかった。

ここの作業場でマウワの木を見る。

帰り道、車数台を取り囲むようにしたバイクの集団に遭遇。葬式の列とのこと。

今日はとても有意義な一日だった。

【以下の解説は2013年3月5日のものです】

〔以下メモに解説を加えて〕

2010年5月6日(木) ジャグダルプル 晴 30℃くらい

次に行ったのは地域の人たちの共同作業場。

いわゆるワークショップというやつで、ここでは若者がドクラの技術を習い、実践し、そして出来の良い物は販売される。
インド、コンダガオンの作業場

こちらは大勢の人がそれぞれの作業をしているので、その工程がわかりやすい。 いろいろなアイデアを盛り込み、現代の生活の中で使えるような作品に力を入れているようであった。

さすがは次代の担い手の養成所である。あれこれ試行錯誤しながら「買ってもらえそうなもの」を作っていた。職人技を残すには、売ることも大切なのである。
インド、コンダガオンの作業場

また家内工業のような規模の作業場で、カメの置物を大量生産している作業も見られた。

大量生産と言ってもあくまですべて手作業である。型は使わず、パーツごとに担当を決めせっせと作業していた。 また作業場の奥には土で固められて鋳造の時を待つ作品が置かれていたが、それは大量生産ではない大き目のものだった。
インド、コンダガオンの作業場

テラコッタの作業所へ行く。 残念ながら作業は行われていなかったが、どんな風に作業が進められるのかはわかった。

テラコッタの置物もなかなかいい味を出しているのだが、いかんせん重くて脆いものなので、日本に運んで売るというのでは割に合わないであろう。大きな象の置物など自分でもひとつ欲しいと思うが、背負って帰るわけにもいかず諦める。
インド、コンダガオンの作業場

ここの作業場でマウワの木を見る。

「マウワの木」はこの地域ではとても大切な木である。その実からは油が採れ、花は食べられさらにはお酒も造られるのである。私も昨日のハート(市場)でマウワのお酒を飲んだが、黒砂糖のような風味がありなかなかおいしい。確かに重要な木なのである。
インド、マウワの木

帰り道、車数台を取り囲むようにしたバイクの集団に遭遇。葬式の列とのこと。

その光景を日本で見たら間違いなく暴走族だと思うであろう。 なぜ葬列が徒歩ではなく車やバイクだったのかは知らないが、この地方では墓石の形にも故人の思いを反映させるというので、その葬列の主は車好きだったのかもしれない。

今日はとても有意義な一日だった。

昨日と比べたら雲泥の差、いや、宇宙とマントルの差ほどの一日であった。 パテルも今日はなかなか活躍してくれた。さらに一層の努力を期待する。
インド、コンダガオンからジャグダルプルへの道

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